![]() 2008年6月21日(土)LIQUID ROOM 『20周年記念大祭、人として軸がぶれている!』 メンバー:大槻ケンヂ(Vo.)、三柴理(Pf.)、高橋竜(B.)、 日下部"BUNNY"正則(Gu.)、五十嵐公太(Dr.) ゲスト:NARASAKI(Gu.) 演奏曲(数・順不同) アベルカイン、ONLY YOU、日本の米、空想ルンバ、Guru、 テレパシー、カーネーション・リインカーネーション、 踊るダメ人間、文豪ボースカ、企画物AVの女、 ピアノ・デス・ピアノ、あのさぁ、釈迦、アウトサイダーズ、 バーバレラ encore ロコ、思うままに、人として軸がぶれている、ジェロニモ 整理番号B164。Aが800番くらいまであったけど、 それでも2コ目の柵近くまで行けた。 センターは背の高い男性が占めるので下手へ。 三柴さんのエレピがよく見える。 BGMは空手バカボン「おおもうけバカボン」、 ソロ「ボヨヨン伝説」、「ケテルビー」。 以降は音量が小さくて聴こえなかった。 うろ覚えMCなど ・20周年を迎えられた感謝の言葉に続き、 お客さんに祝って欲しいとリクエスト。 「大きな声で(「おめでとう」)言ってくれないと このままグダグダ喋って終わるからな。 曲はボヨヨン20回繰り返して、アンコールは筋肉少女帯の ワダチを30回繰り返しだ」 ・「20年やってるから300曲〜400曲ある。 全部やりたいが、今日は『すべらない話』がある」 ・「ゲストNARASAKI! …ゲストが最初っからいるって珍しいんじゃない?(笑) もっと弾きたいって言ってくれて。 リハで弾かない曲の時はパターゴルフやってたよね? ゴルフやるの?(「やらない」と手を振って返事) 40越えたらゴルフやらないとね。ファー! えっ、パターゴルフにファー無いの?ファーって何?」 ・「今日のバンマスをやってくれました、高橋竜! ん?何かくれるの?何だろう嬉しいなー。 あっ、このカタチはどこかで見た事ある。 新巻鮭(のヌイグルミ)…。これ渡り歩いてるなー。 こないだエディに行ったよね。まだあるの? (一万円札がプリントされたクッションを渡される) 俺さー、別に貯め込んでるんじゃないんだよ。 金に興味無くてさ。育ちがいいから(笑)」 ・「筋少のメンバーにも声かけたんだけど、 レコーディングあるからって。レコーディングって…。 俺もメンバーなんだけど」 ・「ライブの前半で重い曲やってみたかったんだよ。 重みのある曲。重い重い。日本の米!」 (ちなみに「日本の米」は大槻さんが初めて作った曲) ・「今みたいに皆がラ〜ラ〜って歌ってくれるじゃない? そうしたら五十嵐さんが、 嬉しいけど大槻君の歌が聞こえなくなるよね って言ってくれたんだよ。俺嬉しくてさあ。 空手バカボン以外爆音のバンドばっかりやっててさ、 20年やって来てボーカリストとして俺を扱ってくれたのは 五十嵐さんだけだよ。や〜、嬉しかったんですよ! (と、五十嵐さんに振り返る)」 ・「20年。いろんな事がありました。最初の事務所が倒産し、 次の事務所も倒産し、その次の事務所も倒産し、 今はオーケン企画というので頑張ってますが、 何が起こるかわかりません!」 ・今回三柴さんは大槻さんとピアノで話すという段取りだったらしく、 バンバン弾くも「エディ、まだだよ。それもう少し後だよ。 (と言っても止めない三柴さん) 20周年だからスーツ着て出ようと思ったんだけどさ、 エディと並ぶと髭男爵みたいになっちゃうんだよね。 ルネッサ〜ンス!って言ってる横でさ (と、樋口くんの真似をする)」 ・「20周年。花火を打ち上げるとかドラムが台ごと移動するとか、 考えました。しかし、特効はこれだけです! (と、ボースカがやって来る) やあオーケン、久しぶりだね。 …知らない人は大槻が気が狂ったとしか思えない」 (以降、腹話術形式での自虐的やり取りから「文豪ボースカ」へ) ・「不謹慎なんだけどさ、秋葉原の事件とか。 俺の歌詞は本当に歯止めになったりターボかかったりするよな」 ・「バンドブームの頃は 皆こうする(腕を上げてタテ乗り)だけだったのに、 今は横にも乗れるんだね。年の功ってやつだね」 ・「俺には敵が多い!まずは通風! それからヒザに水がたまったり。 音楽業界には敵無しだ!誰も大槻の音楽を認めてない。 ミリオンアーティストじゃなくて良かったぜ。 好きな事やれるからな」 ・(入手困難な作品について) 「アマゾンとかで簡単に手に入れるんじゃなくて、 自分の足で見つけて下さい。全然(感動の度合いが)違います。 全国にコアなファンは絶対いる。 でもアマゾンでも見つけたら買ってね」 ・「20年の間、皆も色々あったと思います。 (大槻さんの作品から)離れたり戻ったり。 僕はずっと表現を続けて行きます。 面白いものがないかな〜と思った時は 僕の本やCDを手に取ってみて下さい。探して下さい。 僕は必ずいます」 最後は「ジェロニモ」で大爆発。 ジェロニモTシャツ着て行ってヨカッタ♪ その後大槻さんを祝うような、 おまけ的に少し演奏していたのは何だろう? (不勉強でスミマセン。「綿一杯の愛を」でした) 去り際、ステージの端でまで ニッコリ笑顔で手を振っていたのが印象的だった。 衣装(下半身は見えず)の変遷は 黒のハット+特撮のTシャツ+白地にトライブ柄のシャツ →筋少の特攻服→黒のニット帽+特撮の特攻服 →黒のハンチング+黒のスーツ(←カッコよかった!のに ファスナー全開/笑)。 一応曲に合わせて変えていた。 最後に演奏曲を読み上げ、バージョンの違いなど説明。 覚えてるものでは「ONLY YOU」特撮Ver.、 「踊るダメ人間」大槻×橘高Ver.、 「空想ルンバ」「人として軸がぶれている」初のバンドバージョン、 「釈迦」『仏陀L』Ver.。 間奏に「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」を入れた曲もあり。 「9時を過ぎても大丈夫だ! 『すべらない話』は留守録にしてるから」と言いながらも 終わったのは8時20分。それでも2時間以上。 20周年記念とはいえ、筋少再始動中。 伴ってお休み中の特撮の曲を中心に構成したようだ。 特撮だって大槻さんの大切なキャリアの一つだからね。 久しぶりにハードコアパンクの空気を楽しめて良かった。 ボーカルほとんど聴こえないくらいの爆音で 耳が死んでしまったけど(笑)。 「僕は表現を続けて行きます。探して下さい。僕は必ずいます」 にはジーンと来た。 大槻さんは作風からしてファンに強く依存されてしまいそうで、 想像を超えた嫌な思いを沢山して来てるんだと思うんだけど、 それを踏まえた上で表現を続けると宣言するのは 相当な覚悟がいると思う。 人前に立つだけで中傷の的にされてしまったりもするし。 それでもずっと続けて行くというのは大変な事ですよ、ホント。 大槻ケンヂ PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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