![]() 上田現『十秒後の世界』 3月3日(水)Shibuya O-West やっと!現ちゃんのライブ。 こんなに面白く素晴らしいものだったなんて。 タイトルから映画『メメント』を思い出し、 「10倍速で忘れるのか」と心で笑いながら開演を待つ。 ステージにはパーカッション、ドラム、ギター、ベース、ラッパ隊、 そして現ちゃんのキーボード。スタンドマイクも用意されている。 1曲目は「夜行」だったっけ?初見だもんで感動し過ぎて忘れた…。 曲紹介MC (うろ覚えです。しかも大阪弁だから関東人の私にゃ再生難しい。 現ちゃんファンはそれぞれどの曲か想像して下さい) ・『十秒後の世界』、小さい頃から未来を夢見て来たんやけど、 今いるのは現実で、未来はいつになっても来ない。 ここにいる僕らは同じ時や空間を共有する存在で、 だったら何か起こるんやないかなあ?という祈りを込めた曲です ・(ミネラルウォーターを飲みながら) こんな味のないもんにお金払うなんて、そう思ってたんですけど。 この水は不純物除いたら飲めないんですよ。 真水飲んだら死ぬんです、僕ら。ミネラルとか入ってるから飲める。 水は何でも溶かす性質があるから、 真水飲んだら溶けちゃうんですよ、僕ら。 ・今のは昔の曲だったんですけど(「コリアンドル」)、 (過去の作品の)歌詞読むと‘かわいそうやん!’っていうのばっかりで。 でもハッピーなのもあります。次はその曲を。 ・HPをよく見てるんです。そこで‘この曲は駄作だ’と書かれてて、 10分爆笑した後5分気絶しました。 では、これから駄作ではない証明をします。 他、MC ・札幌に(ツアーで)行って来たんですけど、 アンケートに女子高生らしき子から 「上田さんはMCのまま生きてるんですか? どうして普通の人みたいに考えないんですか?」とあって。 普通って、何? 地球上の人間全員に「いま何を考えてますか?」と質問したら どんな答えが返って来るんやろ? ・今日は何もない平日によくいらして下さいました。43歳になりました。 HPよく見てるんですよ。 「3月3日は(誕生日だから)ライブやるべきだ!」。 するとね、 「そうだそうだ!」「神社がいい!」「私スタッフやリます!」って。 急いでスケジュール空けたがな。←実現には至らず ・(スタッフに)水下さい。…大盛りかい(1.5リットルのを渡された)。 ・今日の衣装はどうしようかという話で、 「上田現らしいのを」って言うから 「どんなん?」と訊いたら「前向きなポップ」…。 僕はアルバムジャケットの衣装でいいんですが。 (メンバーに向かって) ご覧下さい。一晩悩んで着て来た前向きなポップを。 ・タルコフスキーの映画に『ストーカー』というのがあって、 ロシア語で案内人という意味です。その映画の中に、 夢の叶う場所があって、みんな平和とか色々願うねん。 そんな中に、弟が自殺してしまって、悲しくて、 生き返るように祈る人がいて。でも家に帰っても弟はいない。 で、その人は大金持ちになった。 わからん?俺の説明が悪いんか。もう一回言うぞ。 夢の叶う場所があるねん。あんねん!映画の中やぞ! でな、自殺した弟を返して欲しい、そう願うんや。 そんで家帰ったら大金持ちになってた。 わかった?(客、うなずく。が、私はわからない/笑) 今の説明で100人中98人はわかったやろ。 残りのふたりはその感覚を大切にしなさい。 (わからなかった私、「バカなのか?」と悩んでたら一転。 ジーンと感動) 曲は新作から全曲、他は「森の掟」、 一番出来の良い歌詞と評されているらしい 「上田現のテーマ」(上の田んぼから現われる)、 「レインマンの話」「カサブランカ」「birdy」など、 過去の曲も合わせ、二時間半近くもの演奏。 アルバムのイメージから、落ち着いた演奏ばかりと思っていたけど、 全然! レゲエやらジャズやらロックやら。 哲学を語る大人な雰囲気もあり、科学を楽しむ無邪気さもあり。 本編終えてステージを去る時、 「用があったら呼んでや」。 いいね〜♪ PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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