![]() SOFT BALLET再始動。 正直、「なんで?」と思った。「お金?」と。 どこかのインタビューではハッキリとそう云ってたけど(笑)、 理由がなんであれ、 中途半端な作品を出したりしないクソ真面目さは知っている。 遡ってあの日のNHKホール。 遠藤さんが去り際、気持ち良さそうに解散を発表した時、 私は素直に拍手を送っていた。 いつも解散が噂されていたユニット、 それを逆手に取ったスペシャル番組(解散をシミュレーション) まで作ったという、大変ふざけた人達でありながら、 プロ意識とアーティスト精神を持ち合わせた珍しい存在だった。 楽曲(アレンジ)に関してはモロパクリの危うさはあるけれども、 それだけでは終わらない何かがあった。 なんというか、音を響かせる空気感がオリジナルというか。 だからこその、永続性を期待させないバカ強い瞬発力、 大切にしていたい音楽。 しかしいつか来るだろう‘おしまい’。 呆気に取られて感謝と賛辞の喝采以外に送るものはなかった。 ラストの東京3daysは二日目の藤井ワールドで締め。 理由あって本当のラストライブは見ていない。 そうか、あの日から7年か。 チケはぴあとe+を活用。 SB公式サイトでFC優先があるとは知らなかったから。 入会金と年会費合わせて7000円は高い!何に使うんだ? ずっと一緒にライブに行っていた友達から突然のお知らせ。 おめでたで行けなくなったと。 おめでとうっ!! でも残念。何の因果か…。 チケは無駄にしたくない。買ってもらおう。 テレビでサマソニでのライブが放映された。どんな按配か。 うわ、三人が並んで座ってる…。 音は特に新しい感じはしなかったが、 『FORM』で伝わってきた連繋があった。 遠藤さんの歌い方に一抹の不安を覚えるも、期待。 さて、11月9日、ワクワクの一日目。 会場近くで友人のチケットをダフ屋さんに売り飛ばす。 今回のチケはAとBと、入場順はAが先。私のBは値引き。 最初「3000円で」と言われ、不服(笑) 5000円で売った。歩を進めると、AX前の庭(とは云わないか)で 「譲って下さい」とカードを下げてる方が…。後悔したがもう遅い。 開場10分ほど前に到着したのだが、 既にたくさんの人が集まっている。感慨深い。 公演の看板の下に『シンビアン』ポスターが貼られ、 「ああ、こんな日が来るなんて」。 しかしリハが押して開場しない。感慨も寒さに押されてきた。 なんでロッカーが外にしかないの?震えてる人達が気の毒だ。 30分押し。 FC優先のAチケット、その数はいかほどか。 呼び込みが1000に届き、Bチケの誰もが 「やっと来た!」と期待したところ、「1020番までの方〜」との声。 ズッコケ&失笑。 その後スグBに移ったけど、凄いな〜。キャパは約1700。 コミコミだ。 中に入って場所確保。藤井エリア♪ SE、相変わらずだ〜(今回はピアノの音が目立つ、実験音楽)。 スタンディングはパワーステーション以来か。 ステージには奥行きを感じさせる四角いフレームを配し、 サイバーな雰囲気。 奥にドラムがあるようだが、見えない。 森岡さんが立つであろう場所は少々高くなっており、 キーボード近くにパッドが付けられ、「叩くか、叩くのか」と期待。 藤井さんのマイクスタンドにはレザーなテディベアが付けられ、 キーボードの他にアンプがある。ギターを弾くようだ。 『愛と平和』時期は自信満々に開放弦を鳴らしていたというのに、 大丈夫か。 スタッフから「もう少し詰めて下さ〜い」と指示され、 ちょっと圧がかかる。 このクソ寒い中、ロッカーに荷物を預ける人は少ない。 私もジャケットとバッグを抱えたまま。 なるべく迷惑にならぬよう、胸の前で小さくする。 かすかに響いていたSEから、強力な重低音が鳴り出す。 あ〜も〜、これだけで感動!! 振動でビリビリ。ボリュームはいつでも最大だ。 この「THRESHOLD」から続いたのは 遠藤さんの「ひさしぶり!」の声も高らかに「BODY TO BODY」。 森岡さんが叩いてますよ、パッドを。な〜つ〜か〜し〜♪ パコ・ラバンヌ(だっけ?)の衣装を思い出したりして、 すっかり死ぬ前の走馬灯だ(笑) その後、シングル「メルヘンダイバー」で和ませ、 「懐かしい曲です」と「HYSTERIA」、 アルバムとは違い力の入った、 世界は豚の腹の中の「TOO FAT TO UGRY」、 美声の「TANGO IN EDEN」、 泣いちゃう美曲「ENGAGING UNIVERSE」、 待ってましたの「VIETNUM」、 「DEAD-END GAZE」は遠藤さんのおたけび、 「F・A・C・S」は半音と読経がたまらず。 「LOVE JUNK」は「AMERICA」とか、森岡さんのお家芸。 バカになったが勝ち。 「BABEL」で戦争を匂わせる世界情勢を憂い (全曲そうだと云われればそうなんだけど)、 「OUT」で近視眼的世界から俯瞰へとチェンジ、 文字通り「BIRD TIME」で鳥となる。 そして「JIM DOG」で暴れた後、終焉を思わせる「DEEP-SETS」へ。 アンコールをしない事でも有名だったSB、今回もナシ。 コンピュータ系は融通が利かないのさ。 アレンジはおおむねアルバムと変わらず。 爆音ライブは久しぶりで、かなり燃えた。 もちろん、人とのぶつかり合いもあったけど、 ケンカにはならず、いい環境。 それでも金具のついたバッグ(そういうの持って来ないでくれぇ)に ひっかけて流血、帰宅してお風呂入ったら 両ひじにアザがあったり(笑) 自分では暴れたつもりはなくても、 周りの波に合わせてれば自然そうなるわなぁ。 でも次回は指定席で暴れたいな。肋骨痛まないもん。 荷物も椅子に置けるし。 二日目の感想も同じ。見てたエリアも藤井さん寄り。 違うとこは遠藤さんが「最高!」と叫んだのは1日目だけってのと、 二日目はメンバー紹介で藤井さんが抱き着いてきた遠藤さんに 遠慮がちに応えていたのと、 森岡さんの立ち位置まで藤井さんが赴き、ギターで威嚇したのと、 カーテンコールでピックばら撒いて、って結構違うか。 衣装は 遠藤さんが映画『時計仕掛けのオレンジ』風(ニューロマか?)、 森岡さんはシンプルに、シースルーのハイネック(赤→白)と黒パンツ、 藤井さんは、なんだろう?(笑)皮なのは間違いない。 おっかないよね、相変わらず。 カッコ良くて怖い感じ。SFだよ、SF。 物販コーナーではポスターとステッカーがもらえるってんで 『メルヘンダイバー』と森岡ソロ『ファンタジア』を購入。 どっちも良かった♪ 森岡さんの方はクラブユースを目指したのか、DJが付いている。 電気っぽい? あとは藤井さんの方だな。好きなくせに一枚も持ってない…。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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