![]() 時局講演会『死ね!今こそ お国の為に』 2006年11月26日(日)群馬県民会館(小) 今回は九段だけにしようと思っていたが、 1年ぶりの本公演、恐らく壮絶なチケ争奪戦になるだろうと、 保険を兼ねて前橋へ。ここは2年前、迷子になって 30分遅刻した忌まわしき会場。やっぱり迷った(呆)。 不安感抱きながらも、なんとか開演予定時間5分前に到着。 入り口の立て看板に安堵。 11月4日仙台電力ホール入り口前 (撮影:ミナミ様) 今ツアーでは、ことり事務所にチケットを申し込むと 大きく「召集令状」と印刷された真っ赤な封筒で届くという、 購入者の顔も真っ赤に染まる愉快な赤紙仕様。 チケ本体も隅々までこだわったデザインで素晴らしい。 物販コーナー『玉砕●SHOP』をチェック。 新しいグッズは軍服に使えそうなエンブレムだけ(たぶん)。 特典は2000円以上購入でツアーポスター。 入場時に「こわいよ~」とか何とか喚いていた、 5名ほどの団体が客席でも騒いでいた。ヤな予感。 他のお客さんが迷惑そうに振り向いても、 逆にそれを楽しんでいるかのよう。 最後方センターの良い席を陣取っていた為に 関係者かと疑ったが、それにしては…。 席は12列31番。各席には公演チラシの他に 対ヒトラーの『自作自演 妄想対談』も配布。 開演直前のアナウンスから20分ほど遅れて暗転。 オープニング。黒い幕に日の丸を模して真っ赤なライトを照射、 暗転のまま流れる玉音放送は 「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」あたりでフェイドアウト。 鳥肌さんは姿を見せぬまま、鼻水ズルズルの嗚咽交じりで 「申し訳ございません!陛下!私が至らぬばっかりに!」。 決意を固めたかの如く、しばしの間を置いて 「臥薪嘗胆致します!!」。 言い終わるや否や、背筋をゾクゾクさせる絶妙の間で 例のテーマ曲が大音量で鳴り響き、 黒い幕が上がれば土下座した紋付袴姿でお目見え。 セットは舞台中央に大きな日の丸、 上方に『鳥肌実 時局講演会』、 下手に会場前に置かれていた立て看板、 中央にスタンドマイクのみ。 ニヤリと笑みを浮かべ立ち上がり、 センター、上手、下手と丁寧にお辞儀。 袖からビールケース(アサヒ)を運び、 細かく位置を確認した後、 「とおっ!」と右手を上げて飛び乗る。 挨拶はアントニオ猪木の 「この道を危ぶめばどうなるものか」の常套句を 創価学会ネタにアレンジしたもの。 最後は「いち、に、さん、玉砕ッ!」で締め。 以降、小泉元首相の発言や「君が代」歌詞、 オウム真理教の布教活動を元にしたパロディなど。 妄想ネタの『九段寄席』は 西村眞吾と石原慎太郎 (←URLが…/笑)の 尖閣兄弟も良かったけれど、 ‘グダグダの小林よしのりに見舞われた滞空時間の異様に長い、 小泉純一郎のドロップキック’と ‘おっぱいポロリの土井たか子に 客席からピンピン投げ込まれるレーズン (干しブドウだったかも)’に笑った。 こういう、想像力を刺激するネタ大好き♪ 中国人、北朝鮮人・韓国人、 左翼を徹底的に敵視する極右発言多くも、 真に受ける人達を諌める場面もあり、 主張を全部チャラにするのを忘れない所も良かった。 話題は普通にニュースを見ていればわかる身近なものばかり、 どうでもいい野次に「ひぃぃいんっ!」と怯えながら (もちろん笑いに転化させる為の対処)も、 「ノドの調子が」と中断させながらも、特に問題なく無事に、 「吹いて吹かせて、吹かせて吹いて」で第一部終了。 第二部はオリジナル映像&歌謡ショー。 トライク、街宣車、霊柩車が 一堂に駐車されているだけでも面白いのに、 スタンドカラーの真っ白なスーツを着込んだ 凛々しい中将が日本刀と銃器を肩に勇ましく、 街中をユーロビート (DEAD OR ALIVE「YOU SPIN ME ROUND」)を 爆音で流して走行するも、 信号待ちでヴォーギングを披露するだけという、 全く意味のない特攻スタイルに腹を痛める。 歌謡ショーでは胡散臭い世界平和(SMAP)、 他国への威嚇(長渕剛)する、 真っ赤なバルーンと戯れる(ヴァン・ヘイレン)、 ラートで舞台を横切る(勝新太郎)など。 再び降りたスクリーンに映し出されたのは (恐らく)『熱海バナナワニ園』での映像。 リクガメに跨る、 交尾を間近で観察するといった姿(ずっと無表情!)に笑う。 この後何かあるのかと思ったら、 これといった締めはなく尻つぼみにて終演。 アンケート提出を求める声に後ろ髪引かれつつ、帰路へ。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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