![]() 今月(3月)の指針 『決断が出来ないのは 欲を断ち切れないからである』 昨年末に内職を始めた母は、 いつの間にか労働動機を私に切り換え、 「さわだちゃん(仮名。ちゃん付けで呼ばれる34歳)が やらないんじゃ、辞める」と、年始前には撤退してしまった。 その後、近所のスーパーの面接を受け、採用されるも、 事前に説明を受けた以上の仕事量、 新人教育に不熱心な人達のイヤミ、 身元保証人を二名差し出すという 「まるで盗人」な扱いに耐え切れず、再び撤退。 「世の中、私を働かせないように出来ている」と絶望していた母の元に、 熊本に住む父親(私にとって祖父)から手紙が届いた。 「かあちゃん(私にとって祖母)が‘物忘れ病’にかかって入院、 淋しくてかなわないから帰って来て欲しい」との事。 日頃、居住環境に不満タラタラだったから チャンスとばかりに帰るかと思ったのに、ドップリ悩んでいる。 「さわだちゃんだったらどうする?」と聞く母に「即帰る」と答えた。 面白くなさそうな顔だ。 「だって、こっちに住んでても不満しか言わないじゃん。 どこに住んでもマイナス面しか見ないでしょ? 見方同じなら住むとこ変えても同じ。 親孝行のチャンスだと思って帰れば? 未練でもあんの?私だったら盆と正月に遊びに行く位するけど」。 母はなんだかんだと迷う理由を話した最後に 「…一緒に来ない?」。 出た! 前々から、母に「生まなかった事にして」と言ってしまう程に 相互依存(そう、相互)が強く、 このままでは共倒れになるとの危機感を抱いている。 「自由が欲しい」と勝手気ままに生き、 周囲の人間を縛って来た事に気付かない母(と、私)。 自由とはなんだ?他人の気持ちや意思を無視する事か? 人様の我慢や頑張りが守っている土台もあっての自由だろ? (耳痛い〜) 「小さい頃から味方になってくれたのは父親だけ」。 ホラ、恩返し出来んじゃん。 年齢考えても、最後のお願いになるかもよ? 「いつまでも一緒って訳には行かないんだよ」。 こんな事、娘に言わせないで下さいよ。 結局、手紙のやり取りで少しずつ結論を出して行く事に。 ふう〜っとため息。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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