![]() 日曜日の昼下がり。フジテレビの『ザ・ノンフィクション』。 その日は‘幼い頃、施設で暮らした兄弟が成人し、 年老いた母親を引き取って面倒を見ようとするが…’の話。 3人は慣れない共同生活に試行錯誤。 結果、兄は円形脱毛症、母親は再度家出。 (弟は気丈に頑張っていたが、健康を害した。自律神経失調症? 夏に放映したものなので、あやふや) なぜ兄弟は母親と暮らしたいと思ったのか。 表面上美徳だが、どこか ‘得られなかった家族愛を取り戻したい’気持ちが 見え隠れしていた。実母から愛を得たかったのではないか。 母親に罪悪感がなかったとは思えない。 生活の為に仕事をするよう頼む兄弟に答えるべく努力していた。 しかし、元々生活力に自信がなくて 兄弟を手放したのではなかったか? 何度も受けては落ちる面接に、 その場面を思い出さないはずはない。 そして兄弟も同様に。 苛立ち、焦り、破綻した母親との共同生活。 時期尚早だったのかもしれない。 私にも覚えのある、愛を乞う気持ち。 未だ両親への‘なぜあの時私を置いて行ったのか’の 疑問・恨みを抱えている。 それがゆえに、依存する親に腹が立つのだろう。 なんたって母親は 「私が死んだらどうすんの?」と聞けば「死ぬ!」と即答しやがる。 自立心だけでは生きて行けない。 たまには弱音吐いて、頼ってもいいと思う。 頑張ってばかりじゃ疲れるし、人様の自信を奪う事にもなるしね。 蛇足:この兄弟の回、「見覚えある場所だなぁ」と思ったら ウチの目の前だった。 というか、ウチの庭から撮ったシーンもあった。いつの間に。 PR ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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