![]() 『extra vergin show』 8月14日(木)初台The DOORS 出演:イトケン(Dr.)、斉藤哲也(Ba.)、ライオン・メリィ(Key.)、 川口義之(Sax.)、ことぶき光 雨。寒いので早秋の装い。 ドアーズ前でネット予約したチケット(整理番号26)、 階下でドリンクチケットを購入、DVD予約購入特典である メイキングを収録したCD-Rを交換(47/100)、 カウンターで緑茶を注文して、 フロア脇のイスに座ってボンヤリと開演を待つ。 スクリーンにはいただいたCD-Rのものらしき映像。 ジャケットにも登場している、 お姉さんと飲み屋でイチャイチャシーンはいいとして、 なぜか車趣味までちょろっとクローズアップされている。 ハッチャキさんが修理したそうだが、 一体なんのメイキング映像なのだ。 今回は初のDVD発売記念ライブ、どんなもんかとワクワク。 ことぶきさんはスーツだけど半ズボンで赤い蝶ネクタイ、 メリィさんはフレンチスリーブのブラウスに ベージュの花柄フレアスカートで、入学式の母子かと思う。 メリィさん、女装は趣味なんだろうか? 一曲目は「the magic pan」。中野さんの♪我々は〜の歌声が響く。 二曲目は「cinnamon post」と、もしかしてDVDと同じ曲順? 演奏時間も一時間で収録時間と同じ。 スクリーンにはDVDの映像がまんま映し出されてるし、 どどど、どういう事? 演奏の方はかなり重い。これは湿気とドラムのせいかもしれない。 手数の多い上領さんの音に慣れてるのか、隙間を感じる。 フロントの川口さんがサックス二本吹きを披露しても、 知久さんのふざけた演奏からすると恐ろしく地味だ。 斉藤さんの、ベースを外して床に叩き付けるようで何もしない、 ‘何をしたいのかわからない’アクションに失笑。 上手い人ばっかだからジャズな雰囲気すら漂う。 ハデ好きの私には少々物足らないステージだった。残念。 アンコールは「幼形成熟BOX」。 ボーカルマイクに細工してるのか、モヤモヤだ。 振り向くと知久さんがいた。いつも思う事。「意外にデカイ」。 PR ![]() 『LINK 2nd Anniversary』 8月10日(日)渋谷club asia 出演:LOVE FREEDOM、CUBLIC.、VOMOS、 MIU(茂木ミユキ)supported by 上領亘、 OVER ROCKET、soyuz project 暑い。あまりにも暑いので珍しく露出度の高い服で歩く。 インド綿の、ベビードール風のワンピース。ヒザ上丈でちょっと下品。 「失敗したなあ」などと考えながら渋谷駅を出、文化村方面へ。 途上、インベーダーゲーム再発かなんかでイベントをやっている。 ピューン、スコーンという音にときめくも、横目に通り過ぎる。 会場のクラブエイジアに入ると、早速待たされる。 ドリンクチケットを水に換えてフロアへ。 LOVE FREEDOM、CUBLIC.、VOMOSは記憶に残っていない。 音はみなアンダーワールド系で特にこれといった個性は感じられず。 次の出演者が終わり際に加わって演奏するといった演出、 上領さんのドラムはやはり格が違うのか、ガラリと一変。 そしてMIU。 上領さんと森岡賢テイストのお兄ちゃんを従えて歌う茂木さんは、 MCでファッションやメイクに触れる辺りがいかにも。 いいかげん「ソユーズ出せ!」という気分になってきた。 そんな中、OVER ROCKET。 ちょっと調べたら電気グルーヴのアルバムに参加。なるほど。 音はベースを強調させたMUTE系、でもないか?ポップで聴き易い。 演奏が終わると抽選会。入り口で渡された抽選券を出せと言う。 何がいただけるかって、Tシャツ。 主催者が進行する脇でセッティングしているソユーズの面々。 演奏らしい演奏を見るのは初。 ことぶきソロではおまけっぽかったから。 センターに福間さんがギターを抱えて立ち、 その後ろにゲストのお姉さん、両サイドに山口さんとMOMOさん。 やたらとテンションの高い福間さんは フロアに降りてギターを弾いたり、 MOMOさんに手を差し出してキュー出しなんぞをしている。 こんな人だったっけ? 音楽の方はさすがに思い切りの良い電子音が溢れ出し、気持ち良い♪ VJもドットの粗い、インベーダーちっくな画面や グリッドなワイヤー感覚が素敵。 「Tシャツ買って下さい」との事。 帰り際、福間さんがボソッと「さよなら」。 どうやらイベントは終了の様子。サッサと帰宅。 はしゃぎ過ぎの福間さんはユンケルパワーだったらしく、 翌日風邪で倒れた(笑) その前にかなり落ち込んでたから、反動だったのかも。養生しなはれ。 ![]() 高橋芳一『Under Techno System Live Performance』 8月3日(日)tray ゲスト:中野テルヲ UTSとは何ぞや?という方は高橋さんのサイトへ行くがよろし(*)。 いや、楽器なんだけども。 剥き出しの配線だツマミだ筐体だ、人体を数値化させて簡略化? 色々と想像力が湧いてくるナイスな楽器群。 その展示会が学芸大学駅近くの‘Tray’にて行われた。 「5時30分に整理番号順にご入場」と予約メールにあったのに、 私が到着した頃(ま、数分遅れたけど)には 既に高橋さんの説明が始まっていた。 静かな中、ボソボソと笑いを取りながら、 時々センサー・フラッシュにビクッとする姿が微笑ましい。 UTSシリーズは主に、 中野さんがロング・バケーションの頃から使用し続け、 その佇まいが特長的。 なんというか、絵になる。その絵から音が出るのだから面白い。 一通り説明を終え、ミュージック・スタート。 高橋さんの曲は一度、中野ソロライブで聴いたが、もう覚えていない。 今回はUTSを使用、かなりハデな印象。 ラジオのチューニング音がめちゃめちゃカッコイイ! 数曲演奏して中野さん登場。お久しぶりだ♪ って、坊主!? 「配電盤におでこをぶつけて、こぶができそうな勢いです」 などと機嫌良さそう。 でもマイクにボコーダーかなんか仕込んじゃって、 声がアワワで聞き取り辛い。 曲は大人しめだけど、ノイズかな?一応リズムパターンはある。 高橋さんが「こうしてミックスさせながら作る音楽を… なんて言うんですか?」と中野さんに質問、 「知りません」とキッパリ(笑) 確かにジャンル分けは難しい。歌はほとんどなく、 最後の曲で‘語り’が入ったくらい。 ライブ終了後はUTS鑑賞会。どれも愛らしい。 箱型のものに可愛らしさを見出す自分にちょっとしたズレを感じつつ。 PC画面には演奏系のソフト(よくわかりませぬ)が 立ち上げられており、裏側に回った事ないんでえらく新鮮。 中野さんの方、歌詞はプリントアウトしたものだった。 書家一歩手前の腕前なら肉筆もさぞや、と思ったのだけど。 あまりにもカッコ良かったのでCDを買う。 が、ライブとは全く違う、大人しいバージョンだった。 *現在リンク切れの為、TwitterのURLを入れました(2011年)。 ![]() 7月31日(木)『激論90分!』公開録画 出演:田原総一郎、小倉智昭、篠田正浩 8月末にBS朝日で放送されるらしい。 議論は、映画『スパイ・ゾルゲ』を監督した篠田氏を中心に 戦中戦後、そして現在の日本・日本人をテーマに進められた。 内容は意外に(?)、目新しい論などなく、普通のトーク番組のよう。 世代間で戦争意識に差があるとか、 小倉氏がテレビ各局入社試験で支持政党をコロコロ変えたとか、 真面目だったり雑談だったり、そんな感じ。 篠田氏への質問、 「なぜ日本人の尾崎秀美ではなく、ゾルゲを主役にしたのか?」。 当時の日本を伝えるには 外国人の立場で語った方が正確だからだそう。 戦時中は情報の隠蔽・隠匿・虚偽・プロパガンダが激しく、 その点スパイならばクリアできると。 お客からの質問コーナーはもう、とんでもなくグダグダ。 放送を見ればわかると思うけど、上がり倒し。 田原氏が水を得た魚の様に自衛隊員を質問責めにしてて、 『朝生』みたいだった。 議論なのに反論されるとアワアワになっちゃって、 自分の論を立てるいいチャンスをふいにしてる若者を見てると、 慣れてないんだろうな、と。 たぶん、知識はいっぱい入ってると思う。 けど、ヤな意味で和合しようとする。 議論のテクニックを育てる授業、小学校なら道徳の時間? …ちょっと絶望的。 ![]() 映画『穴』 監督:ニック・ハム 主演:ソーラ・バーチ コンプレックスが生むパワーを仕返しに使った話。 設定がわかりやすいのはいいけど、見ている世界が小さい。 人との関わりが穴の底から見上げた青空のようなものだとすると、 抜け出た時の爽快感がアレなのだから、狭視だ。 簡単に云えば病的。他者を破壊する事で表現する愛情など 自己愛でしかなく、その動機は支配欲からだろう。 しっかし顔のいいヤツみんなバカだな(笑) ソーラ・バーチが恐ろしく不細工。演技なのか地なのか。 「ブスでも胸がデカイ」でモテるタイプだ。 人のコンプレックスを感じ取ってため息をつく事は少なくなく。 具体例として、職業を。 私は時間の自由を得る為に 社会的地位の低い仕事(パートですわね)をしていて、 胡蝶蘭の育成に携わっている。 よく高級感の演出に使われるあの鉢植え。 針金でフォーミングするのが私の役割。 土をいじるので、いつも指や爪が汚い。 それで、とんでもない色のマニキュアを塗ってたり。それはいいとして。 で、ある食事会でそのように答えたら、 どうしても横文字の職業に就かせたいらしく、 「フラワーアレンジメントか。今流行ってるよね」と、 どうしても認めない。 そこにいた人材はプロモーター、プロデューサー、 バー(クラブだっけ?)のママといった、パワーのある方々ばかりで、 明らかに私とは釣り合わない。 もしかしたら、私が惨めな思いをしないようにと 気を遣ったのかもしれないけど、 そういう嘘こそ、惨めじゃないか? 確かに職業で生きザマとか地位とか決まっちゃう事はある。 でもそれは私みたいに、 バカにされても「何を当たり前の事で得意顔になってんのさ」と、 何のコンプレックスもない人間には全く影響力のない判断基準。 世界に平等なんかないだろう。ましてや資本主義社会で。 怠けているから金がない、能力がないから金がない、 何を言われようと、「その通り」と言う以外ない。 怠けてても能力がなくても金の入る人がいる事には触れず、 そう反論すれば「屁理屈を言うな」と。 ただ私を非難(あるいは救済)したいだけなんじゃないか? 見てられないならお金を降らせてくれりゃいい。 できないならほっとけ、オッサンども。 ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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