![]() 2010年4月23日新宿ロフト 『SHINJUKU LOFT 11TH ANNIVERSARY 大槻ケンヂ&三柴理 デビュー22周年記念ツアー! 』 出演:大槻ケンヂ(Vo.)、三柴理(Pf.)、高橋竜(B)、 日下部"BUNNY"正則(Gt.)、原治武(Dr.) set list(某所より拝借) 1.あのさあ 2.キャラメル 3.ヤンガリー 4.ピアノ・デス・ピアノ 5.人として軸がぶれている 6.パティ・サワディー 7.空想ルンバ 8.ゼルダ・フィッツジェラルド 9.企画物AVの女 10.Sweets 11.ジェロニモ 12.カーネーション・リーインカーネーション 13.バーバレラ 14.さよなら絶望先生 15.テレパシー encore 1.ショパン 前奏曲第22番ト短調Op.28-22 2.ロコ思うままに 3.オンリーユー 4.文豪ボースカ 5.アベルカイン ステージが見づらいロフトへは行かない事にしているが、 またいつ特撮の曲を生で聴けるかわからない。 e+の先行に当選、整理番号A121。 ドリンクチケを水に換えた後、ロッカーに荷物を預けた。 この流れだけで結構な時間を取る。フロアは既に混雑。 男性客の多さもあり、前に行くと潰され、後ろだと見えない、 申し訳程度のモニターは定点で小さい、音響も悪い、 20時過ぎるとダシの香りが漂う… と、不必要なマイナス点まで上げて結局、 後方階段前、二人連れの後ろに立つ。 二人で来る人達は自立心が足らないのか、 どんな状況に陥ろうとも高確率で離れない。 その間なら視界が何とか確保出来るというワケだ。 しかし少し前方には縦にも横にも大きい男性が存在している。 彼のサイズは幕前に降りているスクリーンを遮る程であり、 映し出されている『スタートレック』(特撮のライブ前には 必ず特撮ものが流れる)が満足に見られない。 だからロフト嫌い。 レジェンド的存在として営業はしてて欲しいけども。 『スタートレック』1話分が終わり、開演。 ギターの練習を始めた大槻さんの「あのさあ」弾き語りからスタート。 PR ![]() Piper#8『THE LEFT STUFF』 2010年4月18日(日)本多劇場 作・演出:後藤ひろひと 出演:Piper(川下大洋、後藤ひろひと、山内圭哉、竹下宏太郎、 腹筋善之助)、相武紗季、岡田義徳、川田広樹(ガレッジセール) 簡単なあらすじ: 海底に眠る次世代エネルギー調査を行う為、 7人(男性6人、女性1人)の候補者が選出される。 監視の下、閉鎖的空間で共同生活を強いられる7日間を経て、 1名のみ採用。 チラシには「かつてない観客参加型コメディとなるだろう」とある。 開演前、エネルギー調査計画賛同への意思表明として、 ステージに用意された紙面にサインするよう求められた。 対象エネルギーの質や調査計画を立てた組織の体質などの 前情報もないままにサインする訳には行かない(←真面目)。 ノリ良く列に並ぶ観客を見ながら 「あやしい…。これがオチに使われそう」。 もっともらしい理由を付けて、 あらかじめ実験台として適切な人間を選んで利用する組織側と その候補者という構図。 候補者それぞれ個人の欲に動かされる事はあっても 定員1名の枠に入ろうとする裏切りは無かった (あったかもしれないけど忘れた)。 観客参加型(=インタラクティブ)には結末に向かって 収束させるイベントなりを用意しないと破綻する弱点がある。 この破綻を回避するには‘選択に意味を持たせない’以外は難しい。 さて、私は何が云いたい? オチのある作品だから黙っとくけどさ。 『仮面ライダー』みたいな、 ヒーローが闘いを始める前段階みたいだった。プロローグ。 ランダムに選んだはずが場慣れした上に 常連らしい発言をしたお客さんに仕込み疑惑持ったり、 相武紗季ちゃんファンが多いらしく選択が偏ったり、 各役者さんのウリを作る場面に冷めたりして、眠くなっちゃった。 それに加え、芝居に無関係なとこで集中力が欠けた。 咳き込みそうになってアメ出したら 前の席の人に1/3くらい振り向かれてヘコんだから (ゴホゴホする方が迷惑だと思ったから。 その対策も許してくれないのね/泣)。 一切笑えなかったとか、そういう事では無いんだけど、 推測が当たると評価を下げてしまう。申し訳ない。 例えお約束でも楽しもうとする積極的姿勢が必要。 しかし観客参加型だと知ったのはチケ購入後であった。 Piper ![]() 終演。 本番が一番ヘボい事になった。 注意点を思い出したはいいが、それは不安な所も思い出させ、 どうしても覚えられなかったコーダでハデに間違えた。 稽古では無事だったのに。 新品トゥシューズは足に馴染みきらず、まともに立てなかった。 疲れもあって体が持ち上がらなかったから、 重ーい踊りだったに違いない。 しかし落ち込んでも終わってしまった事。足早に楽屋へ。 強力メイク落としシートを7枚ほど使って素顔に戻し、急いで身支度。 楽屋前に参加者全員集合、Y先生から挨拶など賜る。 自分への圧になるかもしれないからと モニターを見ずにいてわからなかったが、 Y先生の涙を浮かべての言葉に発表会の成功を読み取り、 少しばかり安堵。 加えて、私が入室した頃に中等科さんだったI先生の結婚報告。 めでたいわー。 花束と記念の品を受け取り、再び楽屋へ。 年齢的には大人だけど、すっかりお世話様。 特に声をかけてくれた生徒さん二人を勝手に代表にさせてもらい、 御礼とお別れの挨拶をして退出。 遠方からお越し下さったUさんに会う為、そそくさとロビーに向かう。 Uさんだけでなく、現&旧クラスメイトにも予想だにしない、 ありがたき感想を頂戴した。 一生分以上の‘キレイ’をもらって昇天。 朝の稽古で既に兆しが見えていた不調。 帰りの電車内では諸々の無理が重なって頭痛と吐き気に襲われた。 「せめて家まで!」の気力で持たせ、着いてからトイレ前で正座。 込み上げてくるばかりで何も出ない。お風呂に入って寝た。 が、耐えられずに起きてしまい、夜中に鎮痛剤投与。吐いた。 こんなんで翌日仕事。 「一度出たらクセになりますよ〜♪」のTちゃんの言葉が空しく響いた。 気力も体力も追っつかん! 舞台袖で「ステージ以外に私の生(活)きる場所は無い」 と言い切った生徒さん(小学生)に 「ほぉぉ〜」と拍手送ったくらいだもの。質が違う。 出て良かったと思えたけどね。 鮮やかな花束は現&旧クラスメイトの二人が連名で下さった。 彼女達だけでなく、女性9割で支えられた発表会は 細やかな配慮が行き届いていて、まさに花園であった。 礼儀や良質な人間関係を学べる事も、バレエの美点。 良い子に育ちますよ、お母様方! ![]() 4/4、本番当日。 早起きして髪をおだんごにするが、毛量が多くて上手く行かない。 9時には会場入り。諦めて家を出る。 楽屋でボーッとしていると、 見かねたMちゃんが「自分だけでは難しいから」と ピンとジェルをふんだんに使って整えてくれた。 M先生からの指令か、世話役になってくれてありがたい。 メイクをして頂く為、別の部屋に移動。 ファンデーションは自分で塗る。地肌がわからなくなるくらい塗る。 出来上がった生徒さんを見て、「ああなるのか〜」とワクワク。 「お願いします」とメイクさんに付けまつ毛を渡して椅子に座り、 されるがままになる。 「目が大きいのね」と、何だか嬉しそうに感想を漏らしながら 手馴れた感じで仕上げて行くが、 「二重が深いから」とアイライナー失敗 (まばたきしたら下まぶたに移った)。 滅多にしない事のようで、少しヘコんだ様子。 なんだか申し訳ない気持ちに。 みっちり口紅を塗られた口で 「ありがとうございました」と礼を述べ楽屋に戻り、鏡を見た。 笑いたい気持ちを抑え、静かにケイタイで自撮り。 時刻は11時過ぎ。 口紅を落さぬよう、お昼ごはんを食す。 本番前にも稽古(リハーサル)がある。 昨日とは違い、プログラム通りに進行。 衣装と髪飾りを着けて舞台袖まで行くと、 TちゃんとMちゃんが 「きれーい!メイク映えするんだね〜」と褒めてくれた。 心の中で「あ、笑えないんだ」と残念に思う 自分の価値観を確認しながら、素直に褒め言葉を頂戴する。 そんな彼女達はもちろんキレイ。 っていうか、楽屋は美少女の巣窟。 楽屋前の廊下では簡易の撮影スタジオが設けられ、 稽古の合間に写真を撮っていただくようになっており、 私も列に並ぶ。らしいポーズが浮かばず、 カメラマンさんにアイデアをもらい、笑顔を作って、 「は〜い、キレイで〜す」とか言ってもらってる状況、 これが面白くて仕方ない。 恥ずかしさを突き放すには客観的になる以外に手は無いからね。 さすがに疲労がハンパない。 昨日はウロウロしたら迷惑かけるかもしれないと 楽屋に篭っていたが、今日は体力温存の為に 動かない方がいいと、ジッと筒井さんの本を読む事にした。 傍目には単なる地蔵だが。 稽古が終わり、舞台上で集合写真を撮影。 「祈り」の衣装から再び「オープニング」の衣装に着替え、 開演を待つ。 ![]() 「時の踊り」「あかつき」、そして「祈り」。 振りは覚えているけれど、 光を見ての立ち位置確認はして来なかった。 照明の中で踊るのも初めて。 私より明らかに上手な二人をサイドにしてのセンターだから、 尚更はずせない。 こんな緊張を呼ぶ責任感の下では、 不自然なくらいガッチリ見て踊ってしまいそう。 それでなくても最上位のY先生から 「恥ずかしそうに踊ってるから、顔上げて」との注意を受けたのに。 たくさんの注意点を覚え、それを思い出すのも、 私の頭では一苦労だ。 舞台を斜め方向に三人並んでピルエット(回転技)で進む所の 角度は私が決めるらしく、後ろにつくMちゃんに 「角度がきついから少し浅めで」とお願いされ、 調整してOKをもらうも、 「気を付けるけど、また戻ってたらMちゃんに合わせるから」と、 暗に頼らないようお願いし返すほど、既に容量オーバーしている。 ‘優しい表情で踊る’との注意を本番で思い出せるかどうか。 「仕事」「戦い」「婚礼」「平和のグラン・パ・ド・ドゥ」が終わり、 コーダへ。 コーダは最後を締める、出演者全員の踊り。 私は端っこだけど、最前列。 大人が踊る「祈り」は元々そういうスタンスだろうけど、 小さい頃から踊ってない、しかも初舞台の人間に、 なんちゅう無謀な配役を、と恐縮する。 期待に応えられないとか、そんな自惚れとは微妙に違う、 私のせいで舞台がグズグズになったら申し訳ないっていう 自意識過剰。この思考は「それほど存在感無いから」との 冷静な判断で拡散を抑えた。 「ジャーン!」っつって一度幕を下ろし、再び幕を上げてお辞儀、 それから主宰者や先生方への花束贈呈があり、 もう一度お辞儀をして、幕。 このお辞儀もまだ振り付けられておらず、 その場で指示を受けパパッと覚えた。 楽屋に戻り、衣装からレオタードに着替えた後、 出演しない第一部と第二部の稽古が行われる2時間を、 鏡前の丸椅子の上で胡坐をかき、 筒井康隆『自選ドタバタ傑作集1』を読んで過ごす。 客席で見てても良かったのかな、今思えば。 再び着替え、「オープニング」の稽古へ。 立ち位置の変更があった以外は問題無し。楽屋に戻る。 私:発表会って、いつもこんなギリギリなの? Tちゃん:ない。初めて ちょっとー! 衣装は置いたままでいいとの事で、サッサと帰る。 ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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