![]() 電子音を浴びたくなった時、真っ先に頭に浮かぶのが ソユーズ・プロジェクト。 生音が欲しいと思わせないから。 開演を少し過ぎての入場。 Rigby エレクトロポップミュージック。 センターにボーカル以外のメンバーが立つのは珍しい。 ドット柄のシャツで衣装を統一し、 楽しそうに演奏していたのが印象に残った。 Proxyon(site) ラウドなギターロックにエレクトロをプラス。 2曲目が良かった(曲紹介無く、タイトル不明)。 NACANO 全曲同じドラムとメロディかと思うくらい、聞き分け出来なかった。 soyuz project(site) センターに福間さん、上手にVJの田口さん。 背後のスクリーンにグラフィックやTwitterでのツイートが流れる。 この映像技術はMacと開発中のアプリを連携させたもので、 近未来に発売されるorされないらしい。 田口さんから説明を受けて「へー」とか言ったけど、 こちとら出力された映像を観てるだけだから 大して感動してなかった(笑/そんなもんよ)。 3年ぶりに聴いたソユーズは ギター無しで(比較的)低音少なめ。代わりにクールさアップ。 予定外のアンコールは 小惑星探査機はやぶさが持ち帰った微粒子が 地球外物質であったとの速報を受け、 急遽「swingby」完全封印イベントと化した。 はやぶさに関しては4~5年前に注目、この曲を作成、 帰還によりブログで封印を宣言したが、 解析結果を得た今こそ封印にふさわしいと話す福間さん。 スクリーンに映し出された、はやぶさ撮影の地球を見ながら 「これこれ、このラストショット。泣ける」と感動している様子だった。 演奏曲(順、数、うろ覚え御免) vista、dpi、bellissima、neonnoakari、 aux、spiring echo、utero、vienna encore:swingby PR ![]() 4日間連続で0:45から約2時間、BSにて放映。 夫婦間のあるあるネタ横溢で飽きない。夜更かし万歳。 映画でありながら舞台を映しているようだったり、 サスペンス風カット割でドキドキ感を煽ったり、 角度やアップの使い方など、素人にもわかる緻密な計算に フーン!と鼻息荒く観た。 さすが巨匠イングマール・ベルイマン。 メインとなる二人が心理学教授(夫)と弁護士(妻)であるからか、 セリフに知性が出て硬い。 しかしそれが前述の撮影法の助けもあり理解し易く、 加えて物語を壊さないキャスティングで、 映像として観ていながら小説の読後感を味わえた。 ‘やっと夫が話を聞いてくれると嬉しく感じながら自身を語る妻。 ふと顔を上げると…’(@『ある結婚の風景』)、 ここは妻に取って本当にショックで絶望的なシーンなんだけど、 うっかり「コントか!」と突っ込んだ。 男性からすれば、 あのコンディションでは仕方ない、 それを読めずに期待した妻は真に愚かである、 と断じるかもしれない。 私もそう思ったが、なぜ情で動き依存するようになったかの理由は このシーンで夫に語った内容で理解出来る。 二人共せっかくの好機を逃す所が、決裂を運命付けている。 全編にわたる口論は互いを理解する為にしてるようでいて、 理解を示さない(と感じる)相手を罵倒しているだけ。 妻が執拗に夫を追い求めたのは 答えが自分の中に無いと思うから? 別れて30年経っても、なぜ会いに来たのかの問いに 「呼ばれたような気がしたから」と答えていた。 依存的である。 自分の意志で「会いたくなったから」と答えていれば 別の道を歩めたのではないだろうか。 サスペンスドラマのようにセリフで全て説明し整理するでもなく、 メロドラマのように夫婦のどちらかに共感させるでもない。 互いに忍耐と犠牲を強いられて来たと言い合う夫婦の ありがちな場面の連続ながら、鑑賞者と分離させて 安心感を持たせる作り方は、学ばせようとする姿勢かと思う。 人によっては夫婦それぞれが露にする醜い部分に グッタリ来るかもしれないけど。 ![]() 保険金目当ての結婚詐欺に遭ってしまった、 フィギュア制作で有名だった(らしい)男性。 手にかけられる前日(?)まで 自身のブログに幸せそうな投稿を入れており、 とても不憫に思った。 そのニュースについて、職場のお姉さま方は 「(犯人の女性が)ブスでびっくりした! 美人ならわかるけどさー。 よっぽどモテ無かったんだろうねー」と。 この‘被害に遭った方が悪い’という 反射的防衛心理はどうにかならないものか。 痴漢でも肌を露出していた方が悪い、魅力的なのが悪い、 何も言わないで我慢してた方が悪い、などなど。 悪いのは加害者でしょ。 話を戻す。 もし美人だったら詐欺に遭わなかったんじゃないか? 被害者の男性が高望みしないタイプであったなら、 美人に言い寄られる事態に対し、強く懐疑的になったはず。 あの容姿に生活感あふれる手口だったからこそ、リアルに転じた。 詐欺師には騙す相手のリアルと欲求を読み取る力があるのだろう。 自分の欲するものを奥深くに閉じ込めておくと、 せっかくの猜疑心も役に立たないという事かもしれない。 ![]() いかにもノワールなタイトル。 物語は連続強盗犯を追う二人の刑事を中心に展開。 実話を基にしているらしいが、 あんな悪いヤツが居たとは。恐ろしいなフランス。 警察トップの座を得る為に手段を選ばない刑事を ジェラール・ド・パルデューが、 部下からの人望厚い昔気質の刑事を ダニエル・オートゥイユが演じている。 この二人の共演ってだけで観た。 うん、殿方向けだ。 *** 久しぶりにこのタイプの作品を選んだのは 野沢那智さんの訃報が影響してる?と、観ながら思った。 野沢さんといえばアラン・ドロンの吹き替え。 フランス映画にドボッとはまったきっかけは テレビで観た『太陽がいっぱい』吹き替え版だった。 中学生くらいだったろうか。 それからA・ドロンの出演作を一通り観、 ジェラール・フィリップの出演作に移り、 ジャン・コクトーの作品に傾いて、 カトリーヌ・ドヌーヴの『昼顔』に衝撃を受け、 『ベティ・ブルー』、『キリング・ゾーイ』、 『カミーユ・クローデル』、『王妃マルゴ』、 『デリカテッセン』、『髪結いの亭主』と親しんで来たが、 以降は全くといっていい程フランスの映画を観てない。 たまには激情に触れるのもいいかな。 ![]() ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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