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W杯を見据えての欧州遠征。

マリは仮想セネガル。
アフリカ人の伸びる手足に慣れてないからか、
危険なファールでPKを与えてしまったり、
スピードに対応出来なくて後手後手に回った印象。
ちょっと遠慮がちに入った中島翔哉選手の積極性が
徐々に出て、ギリギリ1-1で引き分けられた。

ウクライナは仮想ポーランド。
こちらは体格よりも技術と知能で負けた感じ。
FWの3人がシュート0って、全然ボール運べてない。
マーク外せない、ボールの落下地点で棒立ち
(先に体を当てて「渡さない!」くらいの気持ち見せてくれ)、
スペースを作る動きもボールを引き出す動きも無い。
1-2で負け。

頑張ってるのに結果を出せず、
報われない試合が続いている。
選手たちの表情には苛立ちと疲労が見えた。

スペインはバルサ、ドイツはバイエルンというように、
日本には代表にそのまま持って行けるようなチームが無い。
国内からは主に上位にいる(いた)川崎フロンターレ、
セレッソ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズからの選出。

代表に選ばれた選手には
必ず戦術に関する資料が渡されるそうだが、
しっかり読み込んで、
練習にも臨んでいるはずの選手たちが
ピッチに立つと何でああも自分のポジション放棄して
ボールホルダーに食いついちゃあボール奪えず、
スペース使われて裏通されてっていう、
やりたいはずのパターンを明け渡す愚かさを見せるのか。

ブラジルW杯での反省は「個が足りない」。
その個の強化を目指してのハリルさんだというのは
わかるが、極端過ぎやしないか。
日本の強みだった「組織力」が消えてしまった。

距離感を保ちつつのデュエルは不可能なんだろうか。

ハリルさんの戦術だと選手たちはなぜ
能力を存分に発揮出来なくなるんだろうか。
クラブでのポジションとは異なった起用をするなど、
不可解な配置をするのも原因の一つだとは思う。
それでも行けると判断してのこと。
しかし上手く行った試しは無い。

「指示に従わないと選ばれなくなるから消極的になる」
というのは本当だろうか。
クラブで結果を出して、
代表戦でも勝ちに繋げる活躍を見せれば選ばれるのではないか?
そう思いたいところ、乾選手が外れた。
理由は得点数の少なさらしい。
それでも守備とボール保持の力は大きいから残して欲しかった。

無目的にボールを追いかけ回すような試合、
引き分けか負けばかりで気が滅入る。

戦術に合わなくても、香川選手のアイデアは役に立つはず。
どの試合だか忘れたけど、
空いていたスペースにボールを出した時、
酒井宏樹選手が間に合わず機を逸した場面があった。
あれはメッセージだったと思う。
「ああいうの、出すから」っていう。

ただボールを蹴ればいいというものではない。
狙いの伝わるパスを精確に出せる選手を選んで欲しい。

賢さも日本の強みだったのに、
今の戦い方は首の落ちたイノシシ放ってるみたい。

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オーストラリア戦感想で
「今後の選手選考に関わるから気を抜かないはず」
と締めた私の気が抜けていて、前半40分過ぎに起きた。
ド深夜キックオフ厳しい。
BSの再放送を待つも、その気配みじんも無しなので、
YouTubeさんに頼り、フルで観た。


Saudi Arabia vs Japan (2018 FIFA World Cup Qualifiers)

先発メンバー
原口、岡崎、本田
井手口、山口、柴崎
長友、昌子、吉田、酒井(宏)
川島

4-3-3で書いたけど、
4-1-4-1や4-1-2-3としてる記事もアリ。
岡崎選手がトップで、
山口選手が長谷部選手に代わってアンカー。
ちょっと右側に不安のある布陣。
本田選手は体力、
酒井選手は疲労、柴崎選手は連携で。

心底から
オーストラリアに勝っといて良かったと思った。
あの暑さの中を
走り回る戦術だけで押し切るのは無茶。
相手の分析(サウジは後半に賭けて来る)、
天候、選手たちのコンディション、そういった点は
プロなりに見極めてるとは思うんだけど、
素人目にも満足に動けてなくて、
特に吉田選手はイライラを隠せてなかった。
気持ちに体が付いて来ない苛立ちって
消化不良感ある。
岡崎選手が「やっぱあちーな!」とか言ってたし
(試合中、大きく映し出された時の口の形で)。

悲しいかな、本田・香川不要説が出た。
香川選手は出場してないから省くとして、
本田選手はボールを収められず、
守備に追われて柴崎選手との距離感を崩して、
いいパスを出した場面はあっても
「良くも有り、悪くも有り」だった。

前々から疑問に思っていたのは
戦術やメンバーが違うのに
所属クラブでのポジションのまま
代表戦に持ち込むこと。

本田選手はミランで右サイドで起用されていた。
本人は中央が適所だと主張している。
左利きだから効果的なクロスを期待しているが、
ゴール前に入り込んでシュートを打ちたがる。
それはいいけど、カウンター食らった時に
自陣に素早く戻れるだろうか。
内田篤人選手がいた頃は「俺に任せて戻って来るな」と
言われて持ち場を離れずにいたが、
今は両サイド上がってしまうので、
アンカーの位置取り次第では全力で走っても間に合わず
失点につながる。

この試合では負傷で離脱した長谷部選手に代わり
山口選手が担当したが、追いかけ回すのが得意な選手に
バランサーは荷が重い。
いくら代表に選ばれるほどの能力者でも
得手不得手はある。
本田選手にアンカーが出来るかはわからないけれど、
どっしり構える場所で視野の広さや
パスの散らしといった能力を発揮していただきたい。
ザックさんの時もだけど、
点取り屋を犠牲にする戦術は見てて可哀想になる。
岡崎・大迫両選手にもっとシュートチャンスを!

慣れたポジションで使う一方で
ハリルさんはどこか楽観的というか、
「お前ら上手いんだから出来るだろ?気持ちだ気持ち」
みたいな感じで、やった事も無いポジションを任せて
自信を失わせる采配で困惑させる。

W杯では日本よりも格上の国としか対戦しないことを
見越しての戦い方(受け身のリアクションサッカー)
とはいえ、選手は一世一代の覚悟で試合に臨むのだ。
頼むからヘコませる起用は控えて欲しい。

ブラジルW杯で失敗した原因の一つはコンディション不備。
ドイツのように土地を買い取って施設から何から、
全て用意して臨むような本気度を、日本にもと願う。

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Japan vs Australia (2018 FIFA World Cup Qualifiers)

ブラジルW杯後の東アジア杯、アジア杯と
精彩を欠いた日本代表を「恐るるに足りず」と
対戦国はナメてかかって来るようになった。
そして最終予選、初戦のUAEに負けて以降は更に
「初戦に負けたら予選突破の可能性0%」
「オーストラリアには一度も勝てていない」
とのデータ(ジンクス)や
執拗なハリル監督へのバッシングといった
ネガティブ報道が相次ぐ中、
懸命に戦い、無敗で突き進んで来た。

日本はブラジルでの惨敗を反省し、
美しいスタイルを控え、
ボール保持者に戦いを挑み、奪い、
手短にゴールへと突き進む
高速カウンターサッカーへと方向転換した。
選手たちは試合に出るためにも監督の求めに応じて
プレースタイルを変える事も稀ではないだろうが、
弱点であるフィジカルを武器に立ち向かうとは、
精神面での転換も容易ではなかろう。

一方のオーストラリアも戦い方を変えていた。
ロングボール蹴ってヘディングでドーン!
これが日本を脅かしたパターンだったのだが、
ポゼッションサッカーを採用していた。
陣形も3バック。
かつてザックさんが試したけど
日本人選手には難しくて
(基本のゾーンディフェンスが身についてない)
断念したという、攻撃に重きを置いたスタイル。
コンフェデで健闘したのもあり、
一部の選手から日本に対して
少々敬意に欠ける発言が見られた。
慢心の立てたフラグをへし折る快感は何物にも代えがたい。

イラク戦後からはサッカー番組等で
オーストラリア対策が論じられていた。
ほぼ口をそろえて「3バックの裏を付け」。
怖いのは放り込みだけとも。
日本がアジア諸国を相手に手こずるのは
引いて出て来ないからで、
攻撃に出る相手には強いのだ。

先発メンバー(4-3-3)
乾、大迫、浅野
井出口、長谷部、山口
長友、昌子、吉田、酒井(宏)
川島

やった!いぬい!!
ファイターばっかりだね~。
決して落とせない試合はコンディション重視か。
誰が組み立てるの?って布陣だ。
ボール奪ったら即、大迫選手に当てる、
乾選手は左を切り裂く、
右は浅野選手が高速で裏抜けと、
攻撃に無駄が無い。
井手口&山口両選手が猟犬役。
長谷部選手が後ろでどっしり構える。
DF4人とGKも堅い、かない堅い。

意外にも長谷部選手からミスが出る。
浅野選手と酒井選手が合ってない。やばい。
セットプレーは井手口選手が担当か。
ガンバでも蹴ってるね。うまぁ~(←上手い)。

ハラハラな場面あってもカバー出来てるし、
体張って守るし、とにかく皆、走る走る。
何度も惜しい場面あったから
「そろそろ来るか?」とは思ってたけど、
前半の内に得点して良かった。
長友選手のドンピシャクロスに
相手DFのスキを突いて蹴り込んだ浅野選手、
佐藤寿人師匠の姿が見えたよ。

後半もオーストラリアは頑なに放り込まず、
つなぎ続けている。
数年前の日本を見ているようだ。

疲れの見え始めた乾選手から交代。
守備に攻撃にと素晴らしかった!
入った原口選手もすぐに起点作りまくり。
一コ前のチャンスを外して悔しがっていた
井手口選手のゴラッソは
原口選手が潰されながら出した優しいパスから生まれた。

交代したのはFW3人。
いかに前線からプレスかけていたかがわかる。
あれだけ走れたのは天候の助けもあったろう。
今年は何だか雨の多い、薄暗い夏。

W杯出場を決めた日本は早くも切り替え。
肩の脱臼が癒えていない香川選手と
膝に痛みが出た長谷部選手はドイツに戻る事に。
ジンクス覆せてホント良かった。
「オーストラリアに勝った事ない」ったって、
東アジア杯では勝ってるからね。
条件が違えば勝率も変わるよ。データはデータ。

今夜の対サウジアラビア戦は
今後の選手選考にも関係するから
気を抜いたりはしないだろうけれど、
勝敗によってサウジ、豪、UAE
各国の思惑が絡むから目が離せない。

私個人としては岡崎、柴崎、中村選手が見たいな。

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イラク戦


岡崎
原口、清武、本田
長谷部、柏木
酒井(高)、森重、吉田、酒井(宏)
西川

トップ下を香川選手から清武選手に、
そしてボランチに柏木選手ってことで攻撃力アップ。
これなら岡崎選手へのボールが増えるかな?と予想するも、
レスター同様の役回りで自身のチャンスを犠牲に。
それで原口選手のゴールも助けたんだけども、オフサイド。
取り消しはなく、そのまま得点となった事で
「日本も金握らせたか」みたいな批判が。
しかしながらイラクが得点したセットプレーの場面、
マークに付いていた酒井(高)を審判から見えない位置で
突き飛ばしていたとの見方もあり、
それが事実ならどっちも無得点みたいなもの。

交代で入る山口選手に指示を出してる時に失点。
セットプレー時に交代の空気を出すと
ピッチ上の選手達の気が散る事もあるそうで、
そういう意味でも大事な場面と知る。

負け続きのイラクだから勝ちに来るかと思ったのに、
前半から「痛い痛い」で時間稼ぎした理由は何なのか。
それで追加6分は長い!って、自業自得でしょ。
長引かせてチャンスを作る時間を得ても、
日本にも与えたと同じ。
おかげで山口選手の決勝点が生まれた。


オーストラリア戦


本田
原口、香川、小林
山口、長谷部
槙野、森重、吉田、酒井(高)
西川

酒井(宏)選手がイエロー累計で、
長友選手は練習中のアクシデントで離脱。
いいクロス入れられるけど守備が…の太田選手は
ギャンブルと考えたか、槙野選手を起用。
イラク戦で疲労感ありありだった本田選手をトップに据えて、
体格差激しいオーストラリアに対し守備的な選出。
試合始まったらば、予想を上回る堅守。
こんなに上手く守った試合、初めて観たかも。

ポゼッション取り入れたと聞いていたオーストラリアは
日本に抑えられてボールを回せずイライラ。
本田選手は着地した足を踏まれ、
香川選手は足首掴まれ、長谷部選手は頭部に肘打ち食らい、
原口選手も頭部を蹴られた。
交代が遅く足を痛めた小林選手はケーヒル選手に
「時間稼ぎすんな」とばかりに抱え上げられ、
ピッチ外に無理に出されてた。
どの対戦相手も今の日本は弱いとナメて来てるから、
ケガさせられるのは嫌だけど、
イライラ引き出せていい気分。

後半は修正したオーストラリアに押し込まれた。
それへの対策や交代が結果的に
最適解にまで行かなかったのは残念。
丸山選手の高身長を攻守に活かせるとして送り出した
と推測も、大きな相手だからこそ、
小柄な選手の敏捷性が役立つんじゃないか?
ファウルも期待できるし。

横浜F・マリノスのマスコットはカモメ。
試合中は多くのカモメがピッチを舞い飛び、
「ここにスペースあるよ」と知らせるが如くに着地していた。
両ウイングが疲労感出てる中、
「ハマのメッシが黙っちゃいねえ。ここは齋藤選手!」
と待ち構えていた。
Twitterでは「#学を出せ」がトレンド入り。
ドリブルで侵入出来るし、ミドルも打てる、
優れたいい選手なのに、なぜなの。

身体能力ばかり問題視するハリルさんは
日本人をDNAレベルから理解していただきたい。
後に行われたGK合宿でも「190㎝以上なければ」とか、
モチベーション下げるっつうのよ。
西川選手の「無いものは無い」の切り返し当然よ。
体脂肪率を指摘されたのを境に宇佐美選手は沈んだ。
ポヨポヨでも調子良かったなら変える必要無い。
変えるなら奥様の食事改善だけじゃなく、
プロのトレーナー紹介するとか、ケアが足りないと思う。

この試合を経て、マスコミは監督退任を求めてるけど、
それはどうだろうか。
バルサやりたくて攻撃に傾き過ぎた反省が
やっと姿を見せて来たのではないか。
身体能力に任せて戦術もクソも無いらしい、
アフリカンの多いフランスリーグを持ち込んでいるのかと
疑っていた所だったから、
守備構築に期待が持てそうだと見方が変わった。
ズケズケ言い過ぎる嫌いはある。
でも、勝てればいい。
勝利と、勝利を呼び込む記事が紙面を躍ればいいのだ。

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景色以外でもBGMやナレーション(の内容)に
エンタメ性の高さがあってお気に入りの『世界の車窓から』。
21日放送分はドイツのドルトムント。
ドルトムントといえば香川真司選手の所属するクラブ。
どんな街かな?と思って観てたら、さすがテレ朝、
観戦に出向くケルンのサポーター達をクローズアップ。
日本の番組と知ってか、
香川選手のチャントを歌ってくれる方がいらした。
いつの試合かと検索したら5/14。
OAの四か月前。あたためたね~。
結果は2-2だった。

ドイツでは個人のチャントは無いそうで、
香川選手は特例。8万人が歌うさまは圧巻。
ケルンには大迫勇也選手がいて、
ここ最近の試合でやっとFWとしての起用が続き活躍中。
大迫選手のチャント、
優勝導くまでに行かないと覚えてはもらえないかな。
代わりに歌っておいたよ、心の中で。
♪おーおおー、おーさこー、お、お、おーさこー

代表戦だと各選手のチャントが歌われる。
海外のクラブ所属の選手たちには
「帰って来た」感があったりするのかしら。


Yuya Osako || 大迫勇也 プレー集 || 2010-13 || Skills and Goals

ほんと、ハンパ無いスキル。
軽やかな身のこなしがスッキリ爽やか。

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