![]() 母に「どうやって孤独を乗り越えたの?」と 唐突に訊かれた。 独居生活が寂しくて仕方ないらしい。 飼い犬がいても、毎日監視干渉してくるおっさんがいても、 孤独感に囚われ悩んでいると。 父が入院していた数ヶ月、擬似ひとり暮らしになった。 その間は一日も早い退院を願いつつも 得も言われぬ開放感に浸っていた。 そんな私に「寂しくなかった?」とも訊いた。 母とは育った環境や親との関係が違う事や性格の違い、 「自分の思い通りにならないのが当たり前。諦める」的な 話もしたけど、弱ってる人には難しい処理だわね。 っていうか、 いつの間に孤独感を克服した事になってるのだ。 実質完全な孤独に陥った経験はまだ無いぞ。 どう答えたら良かったのかなあ?と考えていた今日、 録画しておいた『ごきげんよう』を見てたら、 磯野貴理さんがとあるサイコロの目により、鬱憤として 「みんなは一人の時どうしてるのー!?」を発表。 クリスマスも年越しも元旦も一人で過ごすのが耐えられず、 積極的に仕事を入れたり、打ち上げに誘ってもらうなど 周囲の人々に助けられた、という話。 MCの小堺一機さんは 「一人でだって楽しく暮らしてる人いっぱいいるよ?」と 答えていたが、そういう事だと思う。 みなさん基本ひとり。 寂しいとか孤独だとか言う人の周囲が一層寂しい事になるのは、 一方的に寄りかかられる重さを 想像されてしまうからじゃないだろうか。 私が時々「死んじゃいたい」とか言うのは 体外に出してストレスを軽くする為で、 「生きる希望をちょうだい」とまでは思ってないけれど、 受け取る側にしたら勘弁して欲しい発言。 言葉を選ばねば。 ストレスで倒れそうになっても愚痴や弱音を話せる相手がいない、 そんな人達にWeb上の日記やTwitter、掲示板といった 個人発信のツールが役立っている。 それでも関わりを失った時、どんな事態が発生するかは 数々の事例で学ばないといけない。 かまってちゃん発言の先にはSOSがブラ下がっている。 PR ![]() INXS『Guns in the sky(Live)』 この曲のPVは何万回観ただろう。 むちゃむちゃカッコイイ。 しかし権利関係によりYouTubeでは音無し。 なので、タルボを弾いているだけで「珍しい」と 言ってしまうヒラサワ好きならではのライブ映像をチョイス。 やはり破壊的な音と弾き方が似合う型である。 ----ここから己が下半身のツボ話---- INXSに、というかボーカルのマイケル・ハッチェンスに 猛烈にやられた時期があった。 来日公演は当然のこと、 単館上映だった映画『DOGS IN SPACE』まで観に行った。 タイトルで宇宙犬ライカを想像するもダークな青春映画で、 本国オーストラリアでは アイドルポジションにいる人なのかと意外に思ったが、 そんな出来よりもキスシーンでの横顔が素敵で、 幼い胸をわしづかみにされた。 真っ直ぐな体型(←どうやらこれがツボ)に合うモードな衣装や 一つにまとめた髪を赤いバラで飾るなど、 色気の塊のような存在。 『NEED YOU TONIGHT』PV冒頭の手だけでもポヤ~ンとする。 未だに私のセックスシンボル。 アルバム『KICK』の時期限定で。 ![]() ![]() 『アバター』 途中40分くらい寝てしまった。 それでもたぶん、その間は軍人と研究員の対立と 異星人との恋愛模様を描いているだろうから、 全然影響無いと思う。 進化の途上で自然との共生を選んだ種と 資源を食い尽くす種とを対比させて、 「で?」って感じ。 異星人との設定でいかにも新種を作り出したように 宣伝されてたから期待したのに、 アフリカ大陸の範囲を出てない。 人間(アメリカ人)を皮肉りながらも、しっかり ‘(神に)選ばれし者’として王座に着かせようとする所が きたねーよな。 こういう作品が興行成績1位獲っちゃうのか。 何を観てるんだろう。 答:映像技術 『第9地区』 最後まで身を乗り出して観た。 ‘中空に浮かぶ宇宙船’って構図には 反射的に美を感じてしまう。 強烈に異次元を印象付かせる、 マグリットの作品を観てるようだった。 現実世界と地続きな所も良い。 人間のエゴが剥き出しで、 異星人を気の毒に思うほど。 ドキュメンタリータッチで進むのも良い。 お任せなエンディングにも満足。 えげつない殺戮・暴力場面は観客を選ぶだろうけど、 傑作。 ![]() ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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