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I3DAYS '94 INTERACTIVE LIVE 『Adios Jay』
12月13日(火)新宿リキッドルーム 整理番号102

Guest:上領亘(Dr.)、加藤賢崇

set list
1.夢見る機械 2.ハルディン・ホテル 3.AURORA
4.ヴァーチュアル・ラビット 5.スノーブラインド
6.力の唄 7.LOVE SONG 8.広場で
9.フローズン・ビーチ '94 10.世界タービン 11.舵を取れ
12.ロケット 13.トビラ島 14.QUIT
encore ハルディン・ホテル

ジェイって誰?
今回は「アディオス・ジェイ」と名付けられたインタラ。
平沢さんご愛用のコンピュータ、
AMIGAの設計者であるジェイ・マイナー氏が逝去、
追悼ライブなのである。
因果か、この日の為に用意していたAMIGA二台の内
一台が死ぬというアクシデント、開演が遅れる。
舞台裏では筐体を開けて「イチ、ニ、サン」と号令をかけながら
チップやボードを押す‘アミーガ体操’を30分行っていたらしい。

選択場面の新たな試みとして、
ステージからレーザー光線を発射、
それを各自が持ち寄った鏡に反射させ、
再びステージ上のセンサーに当てて選択を完成させる
というものがあった。
しかし、どうしてもセンサーに当てたくなってしまうのか、
平沢さんの思い描いた
‘光が網目状に繋がる’美にはほど遠い出来。
少々肩透かしであった。

特筆すべきはアンコールで登場の上領さんの極上テクニック。
クリックなしでばっちりオケに合わせられるなんて…
ブラボー!!
平沢さんの「お見事!」に照れた表情を浮かべた上領さん♪

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HIRASAWA ERROR ENGINE 『平沢3幕3時間』
9月23日(金)日比谷野外大音楽堂 1FB1列9番

改訂の発表後、新規P-MODELのメンバーが揃わず、
苦肉の策と噂されたライブ。
実験、Hi-res(ソロ)、バンド形式の三様。
MCに加藤賢崇さんを迎え、とても贅沢な公演。

オープニング・アクト:4-D
members are
小西健司(Vo.、syn.)、三島和樹(Dr.)

set list
extract/all

なかなか拝めない4-D。
小西さんがキーボートやパワーグローブを操作して
静かにストイックに演奏する中、三島さんが登場。
めちゃめちゃカッコイイドラムを披露してサッサと退場。
小西さんはそのまま残り、平沢さんが登場して第一幕の始まり。

第一幕
members are
平沢進(Vo.、G.)、小西健司(syn.)

set list 1.石の庭 2.FGG 3.スノーブラインド

フリップ&イーノな大人の世界。
静かにジワジワと、音の波を広げる。
環境だかアンビエントだかミニマルだか。
野外に合う気持ちのいいディレイ。

第二幕
set list
1.フローズン・ビーチ 2.ソーラ・レイ 3.風の分身
4.力の唄 5.カムイ・ミンタラ 6.死のない男 7.金星
8.静かの海 9.スノーブラインド 10.広場で
11.LOVE SONG 12.AURORA

ヴァンゲリスの曲「天国と地獄」をバックに、
平沢さんが重たいチューブラ・ヘルツを運んで来る。
駆け寄るスタッフを制止して自力で引っ張るほど、
‘ひとり’にこだわっている様子。
新譜『AURORA』に合わせてか、
まだ9月だというのに黒のロングコート着用。
まるで宮澤賢治だ。
MCでは、
愛用していたタルボの製造元・東海楽器がつぶれた為、
フェルナンデス社に
偽造タルボ‘PHOTON’を作ってもらったとか、
‘好きなものがことごとくこの世から滅びる
’不吉なジンクス(笑/他にはシトロエンDS21)を語った。

第三幕
members are
平沢進(Vo.、G.)、TAKA(Key.)、高橋BOB(B.)、上領亘(Dr.)
Guest:横川理彦(青Violin)、本地陽子(赤Violin)、
梅津和時(Sax)、戸川純(Chorus)

set list
1.舵を取れ 2.嵐の海 3.夢見る機械
4.スケルトンコースト公園 5.バンディリア旅行団
6.ヴァーチュアル・ラビット 7.ハルディン・ホテル
8.世界タービン 9.カウボーイとインディアン
10.仕事場はタブー 11.山頂晴れて 12.QUIT
encore ロケット TECH

お待ちかねのゲスト満載、お祭り騒ぎ。
「夢見る機械」では助手に指示を出す博士のように
凜々しく歌唱。「ハルディン・ホテル」で
大きな帽子に大きな蝶ネクタイ、燕尾服を着た梅津さん登場。
その姿を見て平沢さんは笑いをこらえつつ、
「この人と一緒に行きますか?」などとアドリブをかました。
演奏終えて「まさか、こんなに変わり果てた姿になるとは(笑)
思いませんで、頭が長くなったというか」。
この後「世界タービン」から参加の、
ピンクで統一された衣装の戸川さんには
「今日はロリロリで」と珍しくニコニコ。
最後の「QUIT」は平沢さんが歌唱パートを終えて退場した後、
「夢見る機械」の歌(というより歌詞音読)を重ね、
♪苦難の助手よ、私に続きたまえ でピッタシ終了。
かっこいい~(惚)。
こんな去り方されちゃったら
長丁場に耐えた平沢さんをお客がすんなり帰すはずない。
アンコールアンコール!
参加ミュージシャン全員での「ロケット」テクノバージョンで
ワーッと打ち上がって終了。
ウハ~、お腹いっぱい♪

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『TOKYO パラネシアン』
6月13日(月)日清パワーステーション B2立席A50番
6月14日(火)〃 B2立席A65番

members are
ハシゴの民:平沢進、電気っTaka:TAKA、
IOラスタ:高橋BOB、アルゴリズム:上領亘

set list(6/13)
1.世界タービン 2.ロケット 3.仕事場はタブー
4.コヨーテ 5.カムイ・ミンタラ 6.静かの海
7.スノーブラインド 8.LOVE SONG 9.石の庭
10.広場で 11.オーロラ 12.ハルディン・ホテル
13.風の分身 14.フローズン・ビーチ 15.舵を取れ
16.トビラ島
encore 嵐の海 
encore2 力の唄

『オーロラ伝説』のボーナスステージ。
今回はハシゴの民、ヒラサワ出生の秘密
(中空にハシゴをかけて
必要なものを取って来る役目を持つ民族の末裔)と
今後どのような展開が待っているかの話らしい。
キュートな無声映画もあり。
多くは歓声でパラメータを上下させるが、
ステージにもハシゴが用意され、選択結果に従い直接、
スクリーンに映し出されたボタンを押す場面もあった。
白いトレンチコートの裾をさばきながら
ハシゴを上って行く平沢さんの表情はとても真面目だ。
コートを脱ぐと、一日目ベージュ(ツイード?)、
二日目白黒チェックのスーツにスラックス。
服装も表情も真面目だけど、なんか笑える。
叩くと音が出るバルーントリガー
(風船型震動センサーみたいなもの)をフロアに渡すと、
加減を知らない客にアタックかまされて
「痛ーい!」って声が出たり(笑)。

前回に続き、観客心理を読み切ったような進行にため息。
例えばテンポの上下を選択する場面でアップを選べば
まんまと落とし穴出現でマズイ事に。
一日目に良いエンディングを迎えてもいい気もするが、
なぜか「明日こそ!」な結果になる。
果たしてアンコールお預けの刑に処され、二日目に希望を繋ぐ。
予習のおかげでアンコールをゲット出来たが、
二日目のみ参加の客から選択の自由がないとの反感も生じる。
難しい問題だ。

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『AURORA TOUR』
3月21日(月)渋谷公会堂 1F8列17番

Guest:戸川純(8~10、17、18コーラス及び、
マザー・オブ・ナヴァホとして参加)

set list
1.フローズン・ビーチ 2.テクノの娘 3.風の分身
4.スノーブラインド 5.広場で 6.力の唄 7.LOVE SONG
8.山頂晴れて 9.カウボーイとインディアン 10.ロケット
11.舵を取れ 12.ヴァーチュアル・ラビット 13.嵐の海
14.石の庭 15.トビラ島
encore AURORA、ハルディン・ホテル、
カウボーイとインディアン

初のインタラクティブ・ライブ(以降インタラ)!
配布された説明書を読んでると、
新しい試みへのワクワク感が湧いて来る♪
参加方法はスクリーンに映し出される指示に従う、
これだけ。シンプル。
ベースとなる『オーロラ伝説』は
初のインタラだけあって簡単明瞭。
情報宇宙を徘徊する
バイナリー・デカルト(悪役/*)にさらわれた、
世界の運行を司るお姫様を救うという、
RPGのようなストーリー。
ステージにはギターとチューブラへルツ、
そしてアミーガ(PC)を用意。
*名の由来はデジタル世界を作っている
0と1の二進数(バイナリー)と
デカルトの二元論をかけたシャレ。

笑ったのは情報の武者・ヒラサワの初戦敗退。
観客はポイントポイントで二者択一を迫られる。
最初の選択はシンセとギター、どちらで闘うかだった。
一曲目の「フローズン・ビーチ」がハード・コアバージョン
(『SCUBA RECYCLE』収録)で、
激しいギタープレイに惚れ込んでいる客は後者を選択。
しかしあっさり負け。コンサート終了。
無情にも客電点いて「本日の公演は…」のアナウンス。
「エエーッ」と笑いながらも猛烈なブーイング発生。
そこに「CALL HIRASAWA」の文字。
お客はキレたような歓声&拍手で泣きの再開。
ああ、なんて愛すべきアホな展開。

初のテレビ電話使用もあり。
コマ送りな映像が逆にテクノロジーの発展を感じさせてくれる。
戸川さんはこのコーナーで登場。
演じるマザー・オブ・ナヴァホは、
行き詰まった状況を打破する為のヒントを与える役回り。
と、トークに突入。生で話していると証明する為か、
客のせいにして
「(ライブ会場に)来て欲しいって」とリクエスト。
しかし「進行具合によっては
電話前にいないとマズイ」とのお答えに、
「忘れてた!」風の平沢さん。
結局出番が終わったら走って来ていただく事に
(到着時にゃゼーハーの戸川さんでした)。
なんだかんだでバイナリー・デカルト追っぱらって
AURORA救出。
アンコールも終え、「じゃっ」とヒラサワ退場。
めでたし。

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『I3DAYS '93』
12月15日(水)渋谷ON AIR 整理番号315

members are
平沢進(Vo.、G.)、Taka(Key.)、高橋BOB(B.)、上領亘(Dr.)
Guest:小西健司(14コーラス参加)

set list
1.ハルディン・ホテル 2.嵐の海 3.ロケット
4.ソーラ・レイ 5.夢見る機械 6.AURORA
7.死のない男 8.スケルトンコースト公園
9.カムイ・ミンタラ 10.LOVE SONG
11.ヴァーチュアル・ラビット 12.舵を取れ
13世界タービン 14.山頂晴れて 15.スノーブラインド
encore サイボーグ 
encore2 バンディリア旅行団 
encore3 ハルディン・ホテル

ステージセットは去年の『I3DAYS』と同じ。
問題なく順調に進行。ゆえに印象薄し。
特に記憶に残っているのは
小西さんが全身銀色の宇宙服(ツナギ)で登場したシーン。
「山頂晴れて」のゲストコーラス部分は女性詞だが、
男性詞に換えていたような…?
そして、賛否両論を巻き起こした曲を紹介する段にて
伝説(?)のこの一言。
「LOVE SONGでもくらえ」。

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