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『トーキョービストロン』
11月13日(土)全労済ホール/スペース・ゼロ 整理番号255

set list
1.二重展望3.4 2.SPEED TUBE 3.パラ・ユニフス
4.アンチ・ビストロン 5.Dustoidよ歩行は快適か?
6.Big Brother 7.巡航プシクラオン 8.崇めよ我はTVなり
9.ビストロン 10.CHEVRON 11.アンチモネシア
12.Space hook 13.暗黒πドゥアイ 14.Solid air
encore 論理空軍、ENOLA、フ・ル・へッ・へッ・へッ

最終日。チケットはソールドアウト。
入場は開演の30分前くらい。
9日と同じく金属製核Pシールをいただくが、
意味無く「?何これ?」な顔をして
スタッフに説明してもらう女優な私。
場内は男性率が高く、何とか上半身だけでもと頑張るが、
視界は期待出来ないだろう。音だけでも楽しみたい所。

出囃子(「二重展望3」)、お扇子ハタハタの登場は同じ。
「何の曲から始まるだろう?」とワクワクしてたら
「SPEED TUBE」!
心の中でギャー!と嬉しい悲鳴を上げる。
そんな歓喜をよそにイヤガラセの如く、
曲中一番の聴かせ所(♪ハリーアップと呼び合え)に
両隣の男性がへったくそな歌を被せやがった。
以降、「だから、いいとこで被せんなよ!」と耳に手を当てて
前のスピーカーの音を拾おうとするが虚しく、
ず~っとず~っと不愉快なまま
時間を過ごす事になってしまった。
視界は確保出来ても折角の美声を邪魔されて、
移動したかったけどコミコミで出来ないし。
新曲は黙ってくれるだろうと思ったら
「暗黒πドゥアイ」でも歌いやがった。
もう…(嘆)。

去り際に「ごきげんよう」。MCはこの一言のみ。

アンコールは通称「フルへ」。
手拍子を合わせられる人が少ない。
ファンの入れ替わりを如実に感じる。
ここでも隣の男性は歌う。平沢さんの歌聴きたくないの?

床を踏み鳴らすしつこいコールに平沢さん登場。
新人だから持ち曲が少ないと笑いを取る。
「皆さんを殺伐とした世界に帰すのは忍びないのですが
…解散!」。

それにしてもギターテクニック凄い。
ご本人はイヤイヤかもしれないけど(笑)、
楽しませて下さって感謝感謝です。

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『トーキョービストロン』
11月9日(火)全労災ホール/スペース・ゼロ 7列19番

set list
1.二重展望3.2 2.ENOLA 3.アンチ・ビストロン
4.巡航プシクラオン 5.崇めよ我はTVなり
6.Dustoidよ歩行は快適か? 7.LAYER GREEN
8.CHEVRON 9.アンチモネシア 10.ビストロン
11.Space hook 12.Big Brother 13.パラ・ユニフス
14.論理空軍 15.暗黒πドゥアイ 16.Solid air
encore Black in White

芝居でしか行った事がないスペース・ゼロ。
音響はどんな按配だろうか。
入場時にFC特典の核Pシンボル入りの金属製シールをいただき、
物販で1stアルバムを購入。

今日は指定席。一段上になる列で見易い。
BGMは和琴と長唄。
舞台には左手から新品のICE-9
(黒と銀が合わさった色合い=クロームのピカピカなギター)、
グラビトン、シンセ2台、そして存在感たっぷりの培養炉。

培養炉は、てっぺんに開いた黒扇子を2本合わせた
円状のもの(アルバム盤面参照)が乗り、
中心にはアシュオンが入っているらしき
円筒形の容器、脇からはアームが伸び、
その先に円盤状の何か(半透明の液体が半分ほど入っている)、
土台は楕円形で、変色するライトが中央にひとつあり、
周囲には光るチューブが数本走って、なんともSFちっく。

開演。ブビーッ!と警告音が鳴り、
培養炉のアームが意味ありげに動く。
ワクワクする出囃子が終わると、
平沢さんが黒扇子を持って登場。
自分を扇ぎながら「フン、どうだ」な決め顔。
少し笑えるのはなぜ。
衣装は黒。首元に核Pロゴデザインのプレート。

しばらくは声が出ず心配だったが、徐々に調子を取り戻し、
ギターは「これでもか!」な可愛がりぶりが良かった。
途中、培養炉に付いているメガホン状の筒を使い、
レバーを引きながら声を入れたりして、
うっすらバカバカしい風景。
カッコイイんだか悪いんだか、この紙一重がいい。

アルバム未聴ゆえよくわからないけど、
緊張感溢れる曲が多いように思う。
演奏された過去P曲は解凍後から培養前のものばかり。
リアレンジも無くて少し寂し…
と思ったらラストで「Solid air」!
「これは座っていられようか!」と、
ず~っと着席したまま揺れていたストレス(笑)を
微かに解消。

アンコールを終えてやっと「ありがとう」の一言。
MC無しで終始無表情。おっかないP-MODELだった。
いや、新人の核P-MODELだっけ。妙に達者だ。

振り返ると会場後方に音響技師の鎮西さんがいらっしゃる。
ならばたぶんいい音だ。
久しぶりの生ヒラサワに憑き物が落ちたような感覚で帰宅。
最終日が楽しみだ。

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『斉藤環meets平沢進 ~ひきこもりmeetsミュージック~』
12月9日(火)新宿ロフトプラスワン 整理番号141

開場前:
人通りの激しい会場前では列を作れない為、
近くの小さな公園でお客を待たせている。
整理番号順に、公園入り口に顔を向けて並んでいる。
その前を通るのは恥ずかしい。
裏から入り込んで待つ。ひとりで来ている人間は少ない。
話し声が耳につく人がいてイライラ、
なんだか情緒不安定。

入場:
中は所狭しとテーブルとパイプ椅子が並べられ、
かなりの詰め込みである。
雰囲気は寄席のような歌声喫茶のような。
マンガの棚があったりする。
見易い場所を選ぶ余裕もなく、
部屋奥のはしっこのテーブルに着き、
存在感を消してぼんやりと開演を待つ。あと一時間か…。
その間、ロフトプラスワンのスタッフから説明を受ける。

・居酒屋形式で、飲み食いしながら話を聞く
・客の注文が出演者のギャラに繋がる
・トークと質問コーナーの二部構成
斉藤環さんはここで何度もトークイベントを行っており、
今回のゲストである平沢さんに
ずっとラブコールを送っていたそうだ。
チケットは即日完売。
ヤフオクでは万単位の値が付いたらしい。
BGMは近年の作品からのものが使われ、
スピーカーのおかげで良い音の「狙撃手」に感動。

まずは斉藤さんが登場し、
スタッフから「斉藤さん知ってる人?」と質問、
2、3人ほどしかおらず、厳しい状況だと仰け反っている。
「平沢さんを紹介する必要はないとは思いますが」と
PV「RIDE THE BLUE LIMBO」を流す。
そして平沢さん登場。
黒のスーツに赤系のインナー。
客のいる通路を抜ける為、スタッフが護衛。

(以降は順不同&うろ覚えです。御了承を)

・斉藤さん(以下、斉):平沢さんはひきこもりですか?
平沢さん(以下、平):ひきこもり、気味(ぎみ)です。
・斉:好きな映画なんかは?
平:『(不思議)惑星キン・ザ・ザ』です。
デザイン全てが好きです。
斉:ロシアのSFですね。あの分銅のような宇宙船。
平:宇宙船なのに(飛ぶ時に)ギコギコと音がする(笑)
斉:『マトリックス』は観ました?
平:観ました、2作目まで。
気になったのはザイオンという場所で、
管理される側の人種が有色である事ですね。
火の周りで踊るシーンが延々と続くのは何か意味があるのかと。
斉:あの未来社会で、ネオとトリニティのベッドシーン、
部屋の奥で暖炉の火が燃え盛ってるんですよ。
お決まりの演出では?
(私は「お、人種差別の話?平沢さんたら相変わらず社会派」
とか思ったら、斉藤さんはサラッと流してしまいました。
‘先住民はいつも被管理者’がお決まりの演出だなんて…)

引きこもり気味だという平沢さんに、
現在の音楽活動や子供の頃の話などを聞く。
・「今はインディーズだけどぉ」などと、
メジャー契約をステイタスに置いていない。
・ネットで流出する音源についてうるさいのは
著作権管理会社だけ。
・MP3配信は、デビュー時から目指していた、
雑多な商品が並ぶ中から、
ベリッと剥がして買っていけるような、
駄菓子屋で売られるような感覚に近い。
しかしCDパッケージへの執着が残っているので
まだ浸透していない。

・小学校4年生頃には兄の影響で音楽を聴いていて、
好みもハッキリしていた。
平:好きなものがハッキリするという事は、
嫌いなものもハッキリするという事で、
音楽の時間がとても苦痛だった。教師が流す音楽はいいけれど、
生徒の好きな音楽を聴かせる授業が始まってしまって。
これは苦痛でした。
斉:「じゃあ明日は平沢くん」という時は?
平:回って来ないようにします。
斉:友達に聴かせた事は?
平:いいえ。誤解されるのが嫌なんですよ。
聴いてた音楽もそうですが、
こういうのを聴いているヒラサワ、
という観点が生まれてしまう。
斉:友達はあまりいなかった?
平:…いなかった訳ではありませんが、
別に(勧めたりしなかった)。
斉:学校ではどんな風だったんですか?
平:とにかく目立ちたくなかった。
ひとりでいるのは楽でした。プライドは
人と違う音楽を聴いているという一点で保たれていました。
ヒラサワの登下校を見た人間はいません。
行きは朝早く出て大きく迂回、
帰りは誰よりも早く学校を出てました。
斉:でも誰か気付きますよね?
平:ええ(笑)「そういえば見ないな」と。
斉:目立ちたくないのに結局(笑)。
イジメなどは?
平:いえ、遭いませんでした。

心理学に関する話:
斉:P-MODEL『アナザーゲーム』は
いかにも!という感じですが。
平:あの冒頭部分(クリック音に催眠術のようなナレーション)は
シルバ・マインド・コントロールを参考にしました。
斉:ユングはどうですか?
平:本を読む程度です。
斉:ユングは学者の間で意見が分かれるんです。
オカルトだと毛嫌いする人も。
夢はどういったものを見ますか?
平:小さい頃から繰り返し見ている夢があるんですが、
ものすごく怖いんです。小さな球体と大きな球体があって、
そのふたつを細い金属線が貫いている、
それだけなんですけど、恐怖感がすごくて。
泣きながら母親に抱きついてました。
今でも見ますが、
さすがに抱きついて泣いたりはしません(笑)
(ここで斉藤さんから「今は奥さんに?」
とのツッコミが入るが無視。
他人事ながらちょっと青ざめた/笑)
もうひとつは引き出しが出て来るんですが、
数字が振ってあって、4の倍数の引き出しだけ、
中身がぐちゃぐちゃなんです。
(私はここで、音楽家らしい倍数だな、と。
4拍子、8ビート、16ビート…。
が、斉藤さんは夢分析をするつもりはないようで、
またも軽くスルー)

小学5年生頃からバンド活動開始。
近所の大学生や社会人に混じって演奏をする。
斉:同級生に見つかりませんでしたか?
平:「あれは私ではない」と(笑)。
人前で演奏といっても教会を借りて、とかですから、そんなに。

曲作りについて:
斉:平沢さんの歌詞はとても独特ですが、
インスピレーションはどこから?
平:シンボルマーク事典から、色々と。
斉:曲の方は
平:降って来るのを待ちます。
降って来るのを待つのが曲作りという感じです。
例えば部屋の角など、降ってくる場所が出来たら、
そこでじっとしてます。
降りて来ない場合は角を換えます。
(客笑う)いえ、ホントに。
作り始めても、納得いかなければボツにします。
スタッフに好評でもボツです。

(前半のトークと
後半の質問コーナーの話が混ざってますが、お許しを)

外注仕事について: 
斉:『千年女優』に続いて、WOWOWで放送予定の
『妄想代理人』の音楽を担当したそうで、
アニメ関係の仕事が多いようですが、アニメは見ますか?
平:いえ、見ません。その前に『ベルセルク』という、
アニメ作品の仕事をしたんですが、
参考の為に原作を読んだりするくらいで、全く。
・NHK『おかあさんといっしょ』で使われた「地球ネコ」は
先方が示したコンセプトに沿ったものを作っただけで、
アニメーションの「砂漠を抜ける対陸弾道ミサイルは
私の指示ではありません(笑)」。
・やおい本でネタにされる事について。
「構いません。
しかしそこで描かれている事と現実は違います」。

居住地をつくばにした理由:
斉:つくばは自然の中にいきなり人工的な、
共産圏にあるようなモニュメントが沢山あって、
インド料理屋の窓からロケットが見えたり。
居酒屋みたいな所がなくて息抜きが出来ないせいか、
自殺率が一番高いんですよね。
平:そういう所が気に入ったんです。
今は住宅地に住んでますが、行く行くは。

15分程の休憩の後、質問コーナーへ。
・ナイロン100℃の公演タイトルに『青十字』
『フローズン・ビーチ』『ハルディン・ホテル』など、
曲のタイトルを使われる事について。
平:いつも事後承諾です。構いません。
・P-MODELはまだ培養ですか?
平:培養です。再開するなら衝撃を与える用意が必要です。
斉藤さん、いかがですか?
メンバーはミュージシャンとは限りませんよ?
斉:いえ、私は…(苦笑)コーラスでなら。
・「地球ネコ」は歌いますか?
平:歌いません。

タイのオカマばなしから関連する質問:
・なぜ日本のオカマじゃないんですか?
平:日本のオカマは商売のイメージがあります。
タイでは日常から普通の女性のように暮らしています。
・平沢さんは男寄りですか?女寄りですか?
平:私は男です(きっぱり)。
「寄り」って…。男寄りです(笑)
・叶姉妹は本物ですか?
平:本物です。

他、色々あったのだけど、
マイク無しで質問する為全く聞こえず。
平沢さんの「歓迎します」、「構いません」、
「指示して欲しいですか?」など、
答えのみ聞こえて何だかさっぱり。
すれ違いが少々ありながらも
濃いお話を聞けたイベントだった。お疲れ様でした。

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5月5日(月)芝・メルパルクホール 1F13列34番

set list
1.狙撃手 2.祖父なる風 3.CAMBODIAN LIMBO 4.セイレーン
5.INDRA 6.庭師KING 7.橋大工
8.ツオルコフスキー・クレーターの無口な門
9.TOWN-0 PHASE-5 10.Planet Eagle 2003
11.LOVE SONG 2003 Type-A2 12.帆船108
13.RIDE THE BLUE LIMBO 14.HALO 15.LIMBO-54
16.高貴な城 17.サトワン暦8869年 18.サトワン暦8888年
encore Luuktung or Daai 
encore2 ロタティオン-LOTUS2

昨日はひとり参加だったけど、今日は違う。
ネットでお世話になっているミナミさんとご一緒だ。
会ったらすぐさま在宅オーディエンスの件で突っ込もう。

会場には開演20分程前に到着。
スタッフが「いらっしゃいませ~」と大きな声で迎える。
コンサート会場で「いらっしゃいませ」?
どういうサービスなんだろう?
着席。ヒマつぶしに『鬼平犯科帳』。おもしろい!
没頭して隣のミナミさんに気づかない私。
体調が悪いそうで、「いい返しが出来ない」と、
まるで芸人さんのような事を言う。
いやいや、それでも来場したのだから、
ナイス根性ですよ♪
昨日の様子をサラッと報告し、「宅オのリスト、
‘草の根活動家’って、笑いました」と褒める(※)。
先に行われた大阪公演ではかなりのスピードで表示され、
さらに最前列での観賞だったので確認しづらかったそう。
「最前?それじゃあ」と、
気になっていたギタースタンドについて質問。
平沢さんにしては珍しく、ハデなデザインだったのだ
(後にローディーさん作成のものと判明)。
しかしながらチェックしていなかったようで、
悔しそう(笑/いい人!)。
はい、そんなこんなで開演。
※ネットを介してコンサートに参加するお客さんを
‘在宅オーディエンス’と呼ぶ。
進行に大きな影響を与えるのもあり、
公演中、舞台のスクリーンに参加者リストが映し出される。
数百人の名(任意。ミナミさんの‘草の根活動家’は
鳥肌さん好きを匂わす肩書)が流れて行くサマは痛快。

会場の空気は昨日のバッドエンドが効いたのか、
グッドエンドに向けて気合が入っている。
私は周囲の選択にお任せ。
声を出す事もなく、落ち着いて観賞。

昨日見かけなかった、
インストアイベントで登場したロボットは忙しなく、
舞台を左右に移動している
(後に誤作動でもしたのか、撤去される。
平沢さんが「何か起こった!?」という顔で見ていた)。
展開も印象も昨日とさして変わらず。
グッドエンドに導くにはやはり、四つのしるしを探し出して
共鳴台に乗せる事が肝心らしい。
このポイント以外は、ゆったり音楽を楽しむとしよう。
ミナミさんからの情報によれば、グッドに至る道に
「ルクトゥン・オア・ダイ」は落ちていないそうだ。
これは残念。珍しく平沢さんがぶっ飛ぶ曲だというのに。

しるしは残るひとつが見つからず、
諦めかけていた所へギリギリでゲット。場内は歓喜でヤンヤ。
めでたく迎えたグッドエンディングは説教じみていたが、
蛮行(悪徳)の星に足らないものといえば、
美徳だからプラマイゼロって事で。
スクリーンにひとつひとつ積まれていく徳に
涙を流しているお客さんがチラホラ。

終演を迎え、熱烈アンコール。
リカンベント(自転車)で舞台をすい~っと走って
感動的なエンディングを小バカにするとこなんか、
照れ隠し以外の何モノでもないのでは(笑)。
ボソボソと「何をやろうかと、
スタッフと会議を開いておりました」などと話していると、
客席から「踊れるヤツ~」と嬉しいヤジ。
平沢さんもよくわかっているのか、
「ルクトゥン・オア・ダイ」を演奏。
二回目アンコールの「ロタティオン」で
スッキリ爽快、安堵の帰途。

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INTERACTIVE LIVE SHOW 2003 『LIMBO-54』
5月4日(日)芝・メルパルクホール 1F10列42番

set list
1.狙撃手 2.祖父なる風 3.CAMBODIAN LIMBO
4.セイレーン 5.INDRA 6.庭師KING 7.橋大工
8.ツオルコフスキー・クレーターの無口な門
9.TOWN-0 PHASE-5 10.Planet Eagle 2003
11.LOVE SONG 2003 Type-A2 12.帆船108
13.RIDE THE BLUE LIMBO 14.HALO 15.LIMBO-54
16.高貴な城 17.サトワン暦8869年
encore ルベド

ハ~、何年ぶりかの平沢ライブ。
GW中に忙しくなる仕事の為、休みは3日、4日、5日だけ。
ゆえに下調べなんかあったもんじゃない。
とはいえ、アルバム自体がわかりやすいものだったし、
インタビューやインストアイベントだけでも
かなりの情報量を得たと思う。
(以降、不参加・未見の方には
チンプンカンプンな語句等が出て来ますが、
911事件を基に考えて下されば、大筋は理解出来ると思います)

薄暗い会場、BGMは『SOLAR RAY』。
配布されたガイドには
‘「ルーク・サトワン」の創世記’と‘DANCERの書’。
ネットと会場の共通課題である四種類の‘しるし’は
知恵の輪にも似た、タイ文字を模した形をしている。
今回は波、振動、共鳴、ダンサーなど、
物理学(特に素粒子系)に通じる人達が
ニヤリとする言葉が頻出。
そして人心を支える宗教的アプローチで平和を願う、
まさに『科学と祈りのはざま』。次元の高い物語である。

暗転。突如として轟音が鳴り響く。
これが「ボワファイ」
(人工的に起こされる爆発。地雷とか)か。
ノイズ好きの私、不謹慎にもこの轟音にときめく。
スクリーンでは本物のヒラサワと、
彼岸のヒラサワが対話をしている。
さらにもうひとりのヒラサワが存在するという。
ややこしい。
ここで可逆時計の登場。
辺獄の星BLUE LIMBOを救うべく、
80分だけヒラサワを過去に戻すのだ。
観客は大きな声を上げて時計を動かす。すると…
左右のスピーカーから大音量でギターの音が!(恍惚)。
一曲目は「狙撃手」。
「アッ、赤い狙撃手が背後に!
ヒラサワ~!後ろ後ろ!」(ドリフか/笑)。
もう、早くもこの一曲で満足。
今日はバッドエンドを迎えても、
落ち込まないでいられるだろう。

「我が心の鷲よ、月を奪うな」では、ひょ~んひゅ~んと、
なんともマヌケな音でアレンジ。アメリカはボロクソだ。
その後「LOVE SONG」を持って来る辺りが、
殺戮反対を示唆か。
「インドラ」は初披露。超高音のパートが印象的。
額の縦スジは立っていただろうか。

ライブ中、ずっと感動してたのは声。
喫煙を止めたせいか、ものすごく奥行きが出て、
ファルセットがひっくり返る事もない。
屋内ゆえか、歌声(音)が客席に向かって飛んでくる。
私が欲しかったのはこれ、これなんだよ!
降る声&音にジーン。

結局、しるしを二つ発見するも、内一つを失い、
重複僧侶の持つ共鳴台にはひとつしか乗せられず、
宇宙は‘本物のヒラサワ’で埋め尽くされ、
窒息する運命を辿った。
しかし全く、悲壮感がない。空虚感はあるが。
うーん、埋め尽くされるのに空虚とは…。

物販でLEDキーホルダー(電池使用。
ソーラー充電でないとこが惜しい)を購入。カッコイイ。

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