![]() 2006年6月17日(土)渋谷CLUB QUATTRO 開演10分前に到着。ドリンクサービスのウーロン茶を飲み、 新譜『隣の女』購入後、フロアに。 FLOPPYがゲストという事で満杯かと思えばそうでもなく。 FLOPPY 前回見た時はギター (平沢さんが使っているのでお馴染みのタルボ)が サポートで付いていたが、今回は多田さんと小林さんの二名。 ピコピコサウンドにファミコンのコントローラを使ってのボコーダー。 メロディはヒラサワ、アレンジ・音色はことぶき光似で、 この‘いいとこ取りスタイル’は変わらず。 MC担当の小林さんが緊張し過ぎててアワアワ。 多田さんは曲中、核P-MODELライブでの平沢さんを真似て 扇子で扇いだりと、ほほえましい。 セットチェンジ中のBGMがデュランデュラン。どういう意図(笑) ケラ&ザ・シンセサイザーズ KERA(vo.)、三浦俊一・アサウチ(g.)、内田雄一郎(b.)、 CHAKO(Dr.)、杉山圭一(key.) 演奏曲(順不同):キーマニア、千の病を持つ男、 君はガンなのだ、だいなし、アローン・アゲイン、 HAPPY UNLUCKY、HAPPY SLEEP、ナイト・サーファーズ LOVE LOVE LOVE、白いパラソル、中央フリーウェイ、 SUNDAY→FRIDAY、そのテはないよ、べにくじら、心の旅、他 レコードジャケットを使ったシンセパッドが 新譜の写真に交換されている他にステージ上の変化なし。 衣装はケラさんが黄色で、他のメンバーは赤。暑そう。 出囃子は「ダンス」(有頂天『AISSLE』収録)のデモテープ音源。 PR ![]() 『ナスカ展』見終えてまだ15時過ぎの上野。 ライブは19時からだからゴハン…より映画だ! 16時からの回にギリギリ間に合うだろうと渋谷シネクイントへ。 立ち見も出る盛況ぶりだが私はお一人様、空席を頂戴出来た。 『嫌われ松子の一生』 監督:中島哲也 出演:中谷美紀、瑛太、伊勢谷祐介、ゴリ 他 病弱の娘(松子の妹)に執心する父に‘愛されなかった’と思い込み、 この愛情欲求に縛られた女の切なく悲しい生涯。 父親との関係がダメ男に振り回される原因なのだけど、 そんな事を当人が気づくはずもなく、 次々と「私って誰にも必要とされてない」と思わざるを得ない 不幸に襲われるが、そのエピソードを ユーモアあふれる見せ方をした監督の技量が素晴らしい。 口元にほくろのある松子(中谷美紀)と似た顔の女優 (柴咲コウ、濱田マリ)をちゃんと意味のある役柄に配置させ、 その他の豪華出演陣も 「居そうだ!っていうか、居る!」と思わせる配役で、お見事。 松子が妄想する幸福への道筋をCG処理した皮肉さもいい。 音楽も巧妙で、特に、 愛されるより愛する喜びに気付いたシーンで歌われる AIさんの曲が良かった。 心情を表す細かな演出も説明過多にならず、 すんなりと観客に伝えたこの作品、ヒット必然だと思った。 ![]() 朝早く(といっても10時30分)に家を出、 先週行きそこなった『ナスカ展』へ。 土曜日だからまた長時間並ぶかと覚悟していたが、すんなり入場。 アンデスなBGM(フォルクローレっつうの?よくわかんない)に 雰囲気盛り上がりつつ、ショウケースに近付き過ぎて 後ろの人間に全く気を使わない要領の悪い人々に 心の中で「チッ」と舌打ちしながら(短気)、 あの独特のタッチで描かれる土器や 色鮮やかなテキスタイルの数々を経て、 ミイラやそのレントゲン写真、故意に変形させた頭蓋骨、 脳外科手術の痕跡など、高度な技術に感心。 そして地上絵のコーナーへ。 最初に宇宙人創造説を打ち消しておく説明書きに笑う。 思った以上に多くの図柄があり、 「砂漠地帯でも鵜とシャチがいたんだ〜」と 子供のように感動(ナスカから海近いんですけどね)、 「ふくろう男」の名の由来が気になったりで楽しむ一方、 現地の人々の遺跡への無関心さ(お構いなしに轍作って破壊)に 価値観の違いを痛感。 13分の地上絵観賞シアターは期待したほどの図柄紹介はなく、 「遺跡ロマンに思いを馳せ」みたいな、旅行者募集な構成だった。 商魂たくましい。 最後はおみやげコーナーにて物色。 絵葉書もブックマークも可愛かったけど。 その後、流れで科学博物館へ。生態系を学ぶ一角で、 「わあ、ワクワクの子供みたいな顔!」と思ったら自分だった(笑)。 観賞中の人をモニターで映すささやかな演出に顔を赤くしながら、 リアル図鑑な館内をグルリと軽く見て退出。 ![]() 考え事は暇でないと出来ない。 その暇がないとストレスで倒れる。 答えの出ない悩みで落ち込むにしても、 考え抜いてスッキリ出来たなら、 精神面でのお休みになったのだと思う。 また、その必要があったのだ。 お疲れさん。 時々如実になるウッカリ、空間処理より目的遂行優先が原因。 例えば、 ・ドアを体の分開ける前に入ろうとして肩をガッとぶつけ、 出る時も体が出切る前に閉めてまた肩をぶつける ・口開ける前にお箸持ってって先端でアゴを突く ・グラス傾けるの早過ぎてダア(流) ・別れ際、首の返しが早過ぎて、 「何よ、フン!」と背を向けたように見えてしまい、 相手を「怒らせた?」と悩ませる ・街中で知ってる人を見かけても、会う約束をしてなければ無視 最後の二つは対人関係で問題になる行動だけど、 いいや別に(鬼)。 映画感想 『エターナル・サンシャイン』 監督:ミシェル・ゴンドリー 出演:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルステン・ダンスト、 イライジャ・ウッド 他 恋人が痴話喧嘩の末に記憶を消してしまい、 「じゃあ俺も」ってんで処置を受けたんだけども…という話。 なんだかなあ。全くロマンチックな気分になれなかった。 相手を思う強い気持ちに感動するのが普通なのかな? 記憶消去装置の不備ってだけだと思った。 そもそも役者の年齢設定を間違えてる。 ![]() 昨夜『世界がもし100人の村だったら4』を見た。 AIDSキャリア、家族による虐待、 物乞い生活を送るロシアの少年に涙する桜井幸子。 顔の作りが整い過ぎているからだろうか、 お人形さんのような彼女には昔っからウソくせぇイメージを受け、 泣いても笑っても、 ちょっとばかし演出過剰な振る舞いに見えてしまう。 そうでなくとも、こういう番組は伝え方が難しいと思う。 他に取り上げられたのは 13歳で未婚の母となったアルゼンチンの少女と、 肉体労働に明け暮れ 学校にも行かせてもらえないガーナの幼い兄弟。 ‘貧しさに苦しむ子供’を共通項に、 富める日本人に何を訴え、求めるのか。 募金だボランティアだと、庶民が底辺で頑張るにも焼け石に水。 なぜ貧しさが生まれたのか、 どのように搾取システムが出来上がったのか、 ‘富める大人’の事実だって伝えていただかないと。 金持ちの豪奢な生活やグルメ情報を放送するなとはいわないけど (人間の欲に果てなし。出世願望や向上心のバネにもなるしね)、 視聴率優先なのか、片手落ちだよ。 彼らは人の善意にすがって生きる方法を覚えてしまった。 将来、どのように成長するかはわからないけど、 自分の不幸を犯罪の正統化に使わないでくれたらと思う。 『爽健美茶』のCMだったか、 栗山千明さんがバレエのレッスン中という設定で、 休憩時にのどの渇きを癒すという商品アピール。 そこで最後に見せるフェッテにガクリ。 この手のCMは美しさを前面に出すものだと思っていた。珍しい。 と、イヤミったらしく云ってみたが、これは制作側がイカン。 「バレエでの大きな見せ場といえば…」と安易に決めたんだろう。 しかし、出来はどうですか。 彼女の足はスリッパを履いてるじゃないですか(*)。 軸足も曲がってて、プロでもないのに あそこまで出来れば大したものだけど、 結局は彼女の恥になる。手足長いんだから、 技術的に地味でも美しく見せる技あるのに。 懸命に練習する姿と汗を見せたかった? 成果を見せるべき最後のシーンで? 栗山さん・バレエ・鍛練という、美しさの要素を生かしてない。 んもう、ちゃんと美意識持って作ってちょうだいよ。 *スリッパを履いた状態で足首を伸ばして回転すると 遠心力で飛んで行きます。 つまり、足首を伸ばさないで回転するって事は、 スリッパを飛ばさないよう頑張ってるように見えるという事。 そういう振りもあるけど、基本は足首伸ばし真っ直ぐ美しくなのです。 ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
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