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事件
・中国政府によるチベットへの文化的虐殺
天安門事件でも武力行使だった。
全世界が北京オリンピックをボイコットしたらいいのに。
・茨城県連続殺傷
また「ゲームの影響」とか言ってる。
プレイヤーの中には殺傷欲求を持つ人もいるだろうけれど、
遊ぶ事によって多少は発散出来ていると思う。
殺傷欲求の源を探る方が大事。

映画
・『ドリームガールズ』
エフィ役のジェニファー・ハドソンが
アカデミー賞助演女優賞ってのはおかしい。
という多くのご意見に賛成。物語からしても主役級だもの。

アメリカでの音楽業界の裏側や人種差別、個人の挫折や成長など、
短いカットでも多くを語れていて、とてもわかりやすかった。
ラストシーンは「えー?」と思ってしまったけれど
(あの状況で「もしかして俺の…」なんて気付くか?)。
音楽はもう、サントラ欲しいくらいに良かった。
エディ・マーフィの意外な美声に
ぐっさん(=ドンドコ山口さん)思い出したり
(声が似てるのじゃなく、芸における器用さが)。

・『パフューム ある人殺しの物語』
公開時、色んなレビューや感想読んで高尚な作品かと思ってたら、
私には度が過ぎててコメディだった。

しょっぱな、あまりに無情な間で
母親がキュッとされる場面で笑ってしまって以降、
極端な映像表現や無茶な理屈(例:体臭と気配を同一視)は基より、
落ち目の調香師に配役された
鼻のでけーD・ホフマンの最期はドリフコント、
処刑のシーンではハラホロヒレハレのウェーブ発生、
主人公の最期に「なんだそりゃー」、
残された香水ビンへの無反応ぶりに
「今までのリアクションは何だったんだ」と、
つっこみ所いっぱいで笑わずにいる方が難しいよ。

あの一滴で世界平和を暗示してるなんて解釈は
冗談黒過ぎ、脳みそ軽過ぎだからしてやんない。

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世界は存在するのみ。面白くするのは感受性と創造力。
やっと現ちゃんの姿や音に
涙を流さず接する事が出来るようになった。
脳裏には微かにA・タルコフスキー作『ノスタルジア』の映像。

訃報を受けてからネット上のニュースで告別式の様子を知るまで
ショックで涙すら出なかった。
仕事やレッスン中にも大きなミスはなく、
さすがに気分はウツであったけれど、
習慣をなぞらえるまでの強さは保持していた。
割り切りが出来てる自分に少しガッカリしたが、ストレス症状で知覚。
・まぶたの痙攣
・体重1kg減(摂取量に変化なし)
・胃痛
・お腹ゆるゆる
<「なんだ、その程度か」とお思いの諸氏、
ストレス解消に余念のない怠惰な私に取って、
普段なら有り得ない症状なのです>
これらが次々に起こった。
そして知らぬ間にケガ。

傷ちっちぇえ!
でも靴履くと痛い位置。
母は「階段で引っ掛けたんじゃない?」と言うが、
その場合は後ろ向きで昇らないと
こんな風にゾリッと行かないと思う。
どういう動転の仕方だよ。
悲しみが体を通して表れたのかな。傍目には滑稽だ。

これは今日のお昼ごはん。

左から麦茶(温)、みそラーメン、いちご、わかめときゅうりの酢の物。
野菜たっぷり腹いっぱい。

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きっかけはPVを長時間流す番組だった。
LA-PPISCH「パヤパヤ」。
今思うと、ユニコーンとの抱き合わせで
アイドル的な売り出し方をされてたような気がする。
それで少し離れて見ていたけれど、
この曲をちゃんと聴いて(見て)みたら、
頭から尻まで次々に展開して行くもので、かなりの独創性を感じた。
一応楽器持っててもリズム隊以外のメンバーは
ほとんど弾かずに暴れ倒す自由ぶり、
また、マッドネスのマネ(一列に並んで歩くアレ)や
ファンとサンバダンサーが入り乱れるシーンがあったり
(これは「リックサック」)と、
とんでもねーバンドが出て来たと思ったものだった。
ライブでも暴れようは同じ。
どうしてあれでちゃんと弾けてるのかと感動した。
フロントラインまで出て来るキーボディストなんて見た事なかったし。
「Magic Blue Case」では
サックス、トランペット、トロンボーンが並んで壮観。
レピッシュが凄いのはこうした見せ方だけでなく、
深い音・詞世界も持ち合わせていた事。

現ちゃんの作る詞・曲はどれも物語性高く
(上に挙げた三曲は恭一さんによるもの)、
描かれた世界は夕闇の中、水をたたえて静かに広がる。
激しい曲調の「胡蝶の夢」でさえ、異世界のダークサイド。
ソロでは更に深みを増して『百物語』も生まれ、
搾り出すような歌声も魅力だった。

昨年のレピッシュ20周年記念ライブツアー。
病状を公式発表する際「腰痛」にしたのは、
メンバーから愛を込めて呼ばれていた
「ジジイ」に由来するのかもしれない。
影響を考えての優しい嘘。

知らせは10日夜、遠方にいる友達から。
それからずっと「ハーメルン」が頭で鳴り響き、
隣の町へ行ってしまった現ちゃんを思っていた。
追っても会えない。帰れない。
私は残された作品をしっかりと心に抱え、
いつか会える日を願って生き抜こう。

何度繰り返しても足らない。
現ちゃん、ありがとう。
つまらない世界を面白くしてくれて、本当にありがとう。

上田現

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以降は3月1日に観た番組の感想。

『めちゃ2イケてるッ!』
「笑わず嫌い王決定戦」復活でワクワク。
オチ先に言っちゃって恥ずかしそうにしてた
林家木久扇さんがカワイイ。
キングオブコメディはそのコンビ名に恐怖心すら感じていたけど、
M・スコセッシの作品タイトルなのね。冷静なツッコミが面白い。

映画『それでもボクはやってない』
主人公に肩入れせず、正面から伝えているのが良かった。
連日痴漢に苦しめられた女の子の不安定な感じもリアルで。
それにしても裁判官役の小日向さんがまー、憎たらしいこと(笑)。
判決文を読み上げる声の音量が小さくなっていく所、
無罪の立証に力を尽くした被告人の心象を表していたと思う。
だってあまりの失望感、頭に入って来やしないよ。
そして最後のあの言葉。ズシンと来た。
この物語とは離れるけれど、時々聞く死刑執行のニュースは
国民の了承を得て行ったとの知らせだ。
ハンコを押すのは役人だが、
国民と無関係に行われている訳ではない。
議員だけでなく、裁判官選出にも気を配る必要がある。
陪審員制度も施行されてる事だし、裁判は意外に身近だ。
*↑裁判員制度の誤りでした。さらに施行「されてる」ではなく、
 「される」。失礼しました。

『オーラの泉』
『めちゃイケ』とかぶるので裏録。
ゲストは中村中さん。
おもしろトークをかます方だからと楽しみにしていたのに、
なんだかマイノリティ擁護を中心に進められてしまった。
この頃やたらと被差別層をクローズアップしてる気がするけど、
こういう流れは少し心配。というのは、
視聴者に不要な加害者意識を持たせる恐れがあるから。
ゲストを利用して持論を広めようとしてると思わせる危険もあるし、
被差別者厚遇が逆に差別になるという皮肉も生まれそうだし。
…考え過ぎかな。

『本番で〜す!』
世界のナベアツさんのネタ
「3の付く数字と3の倍数の時だけアホになる人」を
藤井隆さんがカバー。
むちゃむちゃ笑った。
本来はダメ出しするコーナーなのに、
本人より面白いって切ない(笑)。

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久々にブックオフへ行った。
店内を流れるJ-POP、微妙に暗い照明、
独特の古書臭(?)に居心地が悪い。
サッサと用を済ませて帰りたくとも、慣れない場所。
なかなか目当ての本を見つけられずに滞在約1時間。疲れた。

山本直樹
『フラグメンツ』1,2
収録の構成が面白い。
前半の江戸川乱歩風物語は1巻にまとめられる量なのに、
わざわざ2巻へ分けている。3巻へも続いてるのかな?
後半の物語に登場する伝説的人物の名を
前半の物語と共通させてるのも、
遊び心があって良い(これは1巻のみ)。
『安住の地』
こちらもコマの使い方や時間が前後するなど、
映画の手法を借りての表現に魅力を感じる。
あのウナギの場面はG・グラス『ブリキの太鼓』を思い出した。
「エサがそれ!?」って
自分の想像力で倒れそうになったのも思い出した(笑)。

しっかし異常性の高い話ばかりでド変態だな。
言い訳がましいけど、
私にそれらの性癖があって楽しんでいるのではなく、
そういった方法や形態に快楽を得る人間への、
理解が難しいゆえの関心。

具体例を出すと、数年前の初夏。
混雑する新宿の紀伊国屋書店前を歩いていたら、
ニヤリ笑みを浮かべた男性に
すれ違いざま脇の下に指を入れられた。
たぶん、どこか物陰で指先に付いた汗を匂ったり
感触思い出して自慰でもするんだろう。
制汗剤使ってたから無臭だと思うけど…なんて、
当時は匂いフェチの痴漢と解釈していたが、
先月読んだ『テレビばかり見てると馬鹿になる』収録の『泳ぐ』に
‘うたた寝している水着姿の女の子の脇にヨダレを垂らし、
指を入れて楽しむ男の子’のシーンでピン!と来た。
つまり、擬似行為だったのだ。
エロマンガにはこういった「それの何が気持ちいいの?」な疑問を
晴らしてくれる所がある。

こうして性に対してすら
知的好奇心で向かう私が共感を覚えるのは…

小椋冬美『ローズ・ガーデン』
お互いに「声かけてくれないかな」っていう、
このモジモジ感いいな〜♪
他の作品にも身に覚えのあるセリフが立て続け。
出て来る男性も不器用でシャイな人ばかりでキュンキュンだ(笑)。
小椋さんの描くロマンスは甘い記憶を呼び出してくれて心地よい。

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