![]() この雑記、感想文ばかりになっている。 私に生活は無いのか? ・「HPやめてブログにするか」と何度も思うが、 使い勝手が悪くてダメ。その前に 「自分の気を済ますために設けた」の動機が既に消えている。 気が済んでしまったものを続けて行くのは疲れる。 犠牲にしてた訳ではないんだけど、義務感に疲れて来た感じ。 「〜しなければならない」は自分へのイジメ。 ・福田さんが首相を辞めて数ヶ月。 尻拭い、後始末、事後処理は表向きで、 実は回避が得意そうな人だから調整(つなぎ)を終えたら 辞めるだろうと思っていたし、それが一番だと思っていた。 リーダーシップではなく 組織に有利な人選だというのは誰もがわかっていたはず。 マスコミは就任当時「辞めろ」「解散しろ」と騒ぎながら、 いざ辞めれば「勝手だ」「無責任だ」などと責め立てる有様で、 相変わらずだ。 辞任会見での 「私は自分を客観視出来る。あなたとは違うんです」は その通りだと思う。 それが組織に属する人間の最優先とする所だから (これは意識の話。 その組織=自民党がダメダメである事とは別でね)。 代わっての麻生さんは金銭感覚がアレなもんだから、 庶民の生活を大幅に誤解したまま、 税金を湯水のように使って行くだろう。 地域振興券(*)っつっても税金から出すんだし。 消費の時代は終わりだろ?貯金させてくれよ。 *定額給付金でした。(11/8訂正) ・かくいう私は消費しまくりな訳だが。 10月中旬、タワレコ新宿が10周年記念で 15%割引カードなど配ってくれた。 EGO-WRAPPIN’『BEST WRAPPIN’1996-2008』 電気グルーヴ『YELLOW』 Kinki Kids『Secret Code』 9mm Parabellum Bullet『Termination』 を購入。 ジャズ、テクノ、ミクスチャー。 時間が無くて聴けたのは電気のみ。 他のが聴けないくらいヘビロテ。 これ↓は大槻ケンヂさんのお祝い色紙。 今日はこれまで。 PR ![]() 2008年10月23日(木)東京グローブ座 作:三島由紀夫 演出:鈴木勝秀 出演:篠井英介、石井正則、小林高鹿、山本芳樹、 天宮良、加納幸和 チラシでの雰囲気ある篠井さんと原作者に惹かれて観賞を決めた。 とはいえ三島さんは『葉隠』を読み切れなくて挫折したんだけど。 サドの著作は『悪徳の栄え』他数冊を読んだきり。 支配と従属に魅力を感じないせいか、美的感覚には唸りながらも、 感情面でその世界に酔う事は無かった。 それはこの芝居にも当てはまり、どうも乗り切れなかった。 幕ごとに時代を象徴する衣装(すごい豪華!)に変わるのに対し、 貴族の城のはずが調度品などゼロのシンプルな舞台装置は 全幕同じ。音楽ほぼ無し。 これは人物に意識を集中させる為だろう。 簡単なあらすじ:悪徳により投獄されたサド侯爵。 釈放に向けて尽力する、夫人とその周囲の人々との顛末。 登場人物は女性を大きく6に分割して、 それぞれの質を強調させた感じがした。 つまり6人で1人を表現しているように思えて、 わかりやすくも深みを感じなかった。 更に、特に売春婦役はその品の悪さからか、 多量のセリフを高速で語るのだが、冒頭でカミ倒してくれた為に、 こちらのリズムが崩れた。 三幕(?)で篠井さん(夫人ルネ)と 加納さん(ルネの母)が話すシーン。 ここは花組芝居時代から見て来てる方には 感慨深い場面とは思うけれど、話し方がいかにも歌舞伎の 女形風になってて、フランスが江戸に変わってしまった。 観る前に配役見て「あれ?これジュスティーヌじゃん」と 気付いてしまったのも良くなかった。あたしのバカ。 言い争いなどの醜い面が無く、聖人ぶったやり取りが続いた後の、 最後の最後にああいう仕打ちをする所は 貴族らしくて良かったかな。 「修道女になろうという人が結局見た目かい!」 と心でツッコミ入れたけどね。 ![]() 2008年10月19日(日)中野サンプラザホール On The Road。旅立ちだ。 物販はAtlasバンダナと夕焼けロックTシャツ。 タペストリーみたいに使うかな?とバンダナ購入も、 たぶん「…もったいない」とか言って大切に宝箱行き。 私が初めてレピッシュ観たのはココだったのだよなあ。 席は2階6列27番。遠くてもセンター、不満は無い。 最前列には現ちゃんの奥様や娘さんといった身内の方々。 一緒にいた女の子の髪には赤いリボンが結ばれていたが、 娘さんは黒のリボン(に見えた)。 二人は仲良く変顔対決などして楽しそうだ。 それでもリボンの色が象徴する。今日は追悼ライブなのだ。 ニュース番組では お父さんが亡くなったとまだ理解出来ていないと。 いちリスナーである私だってまだだ。時間ばかりが先に進む。 開演時間を少し回ってのスタート。 ![]() 2008年10月18日(土)渋谷CLUB QUATTRO 久しぶりのクアトロ。驚いたのはブックオフ化。 とてもPARCOのビルとは思えない。 けど、時間つぶしにはいいかも。 入場者整理を意識した改装。 ロッカーを外に設置したのはマイナス。 フロア内は変化なし。いつあの柱を爆破してくれるのか。 整理番号B1。公式サイト先行があるからとはいえ、1番て。 ケラさんがチケットの売れ行きを心配していたのも頷ける。 早く入場したくて先行を使った方が多かったかと思いきや、 その割に前方埋まっておらず。 Bの私でも前から4人目くらいに立てた。 ![]() こうしてカタチを持たせ、届けるべく尽力下さった皆様に感謝。 アルバム制作に参加したのは主にELEとレピッシュ。 本人がどの程度まで作れていたかはわからないけれど、 それぞれの心の中に住む現ちゃんにブレが無いのだろう、 まるで違和感が無い。 事情を知らなければ通常の新譜として受け入れられる。 だからそんな感じで感想を書く。 タイトルで思い浮かんだのは ギリシャ神話に出て来る巨人だったが、 どうやら地図の事だったようで、 ブックレットにはその地図が付いている。 これまでの曲にまつわる場所に紛れ、 グラウンド・ゼロ、奄美、カサブランカ、甲子園といった 実在の地名や、SFチックな瞬間移動研究所がある。 百足村などは「君は脚が沢山あるけれど、よくもつれないね」と 気付かされたが為に歩けなくなってしまったとか、 そういう話を持っていそうで、想像力を刺激される。 現ちゃんの詞世界は独特で、とてつもなく優しい。 悲劇的結末を迎えても、癒しようの無い孤独感を抱いても、 どこかユーモラス。 ラブソングでは‘愛’を使わずに愛を伝える。 直接的な言葉ではなく行動で示すのだ。 狂気の沙汰と感じられる詞もあるけれど、 狂わない(=自制の利く)愛などあるだろうか? 旅にも出る。 船だったり屋台だったり、心を遠い場所に放ったり。 ここではないどこかに思いを馳せる。 曲もそういった詞を支える力を備えており、 幻想的でありながら地に足の着いた暖かさがある。 「今日も僕らは一人」、 曲を聴きながら地図を手に、その世界を旅する。 上田現 ![]() ![]() 忍者ブログ | [PR]
|