![]() 高橋留美子『犬夜叉』 進行はRPGで、中心にシンプルな恋愛模様が描かれる。 ラブシーンは抱き締め合うかキス止まり。 少年誌だからそんなもんだ。 乳輪と乳首は描かれるけどな。 時々『うる星やつら』のキャラを思い起こしたり <犬夜叉→ラムちゃん(と同じ髪型)、珊瑚ちゃん→しのぶ、 弥勒→面堂、七宝→テンちゃん、殺生丸→レイ(!)>、 ヒーローものにありがちな、 わざわざ刀を振る時に技の名前を叫ぶといった 気になる所はあったけれど、面白かった。 サブキャラの刀々斎が好きだった。アニメ版での声優さんが 『ヤッターマン』のボヤッキー役を演じた方であったように、 お笑い担当。しかし押さえる所は押さえるカッコ良さがあって。 全56巻だから読み返すのが大変で、まだ二回だけど、 二回とも泣かされたのがツンデレ神楽の最期(38巻収録)。 個人的にはこの回でピークを迎えてしまった感アリ。 以降はほとんど心が動かなくて、終わり方ばかり気になった。 山本直樹『堀田』 多重構造を持つ話のオチが夢や妄想でも、 他の世界との繋げ方が面白く感じられれば楽しめる。 それがズバリ性器だったりする単純さがいい。 ボンヤリ読むには複雑な構造を持っている難解さもいい。 セックスシーンだけ楽しめるように分けてるのもいい。 巻末で数学の理論を使っているとの話があって、 それは全然気付かなかった。知識無いから当たり前だけど。 タイトルの「堀田」だけでなく、キャラや相関図などにも 意味を持たせない任意のn的扱いは数学的かも。 それで読者の妄想が入り込む余地が出来るのかな。 スッとした幾何学的背景と ためらいの無いセックス描写が生々しくて好き。 私の性的部分を刺激してくれるのは今の所、山本作品だけ。 高確率で描かれる女の子のバストサイズが自分のと近いから、 「そっか、こんな感じなんだ」とか妄想したりして。 PR ![]() ![]() -
忍者ブログ | [PR]
|