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日々無料配信される、
「あなたの心の平安のため」と事実を歪める報道。
番組を成立させる為に横行するヤラセ。
テレビ局の全部が全部、
悪質なフィルターをかけているとはいわない。
けど、9・11事件発生当日、
世界貿易センタービルに旅客機が突っ込むシーンを
何度も繰り返し流すテレビ画面に心は乱されなかっただろうか?
そしてその後アメリカは、大量破壊兵器所持を疑い、
事件と無関係だったイラクを攻撃、
幾たびの誤爆で民間人を殺害したのだが、
その映像を何度も繰り返し放送する事はなかった。

以降「ホントはどうなの?」とネットを使い、
ジャーナリストだけでなく様々な識者、
一般人の見解も読むようになった。
何が事実か真実か、それは‘百聞は一見にしかず’だけども、
ただボーッと
テレビ画面眺めてちゃダメなんだなって事くらいは気付くよ。

っつう訳で、悪質なフィルターを持たないであろう
平沢進さんの発信する番組『亜種音TV』を鑑賞。(前置き長い)

Vol.6「ICE-9 #1」
私設スタジオにて演奏。レコーディング中かな?
ギターやってる人には手元が見られるのでオイシイ回かも。
時々入る映像エフェクトに笑えてしまうのはなぜ。

Vol.7「筑波研究学園都市の謎」
一時期、学者や研究者の自殺が続いたという
筑波の土地柄を検証する、バカバカしくも興味深い内容。
やはり映像エフェクトが可笑しい。

Vol.8「消える音楽とスローライフの量産機械(前編)」
CMの音楽やナレーションの依頼を断り続ける理由、泣けて来る。
原案から放映直前まで、
平沢さんが選ばれた事だけでも誇りに思おうか。

Vol.9「消える音楽とスローライフの量産機械(後編)」
放送まで漕ぎ着けても…。より泣けて来る。
CMでも映画でも、不似合いな音楽が使われるものには、
裏でうごめく下卑た業界人の存在を思い出さずにはいられない。

Vol.10「The Kingdom of SP-2」
タイで行われたマラソン大会は成功したのだろうか?
第二の性を意味する‘SP-2’という呼び名(カテゴリ)は
生まれついての女である私も納得。
これは「一緒にしないで」って意味じゃなく、
別の性だと考えた方がSP-2達は幸せだと思うから。

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先週のライブでは「早いよね、もう曲出来てるんだもん」
という事で、カバーアルバム。
女性ボーカル曲のみで、恐らくケラさんの選曲。

1.LOVE LOVE LOVE 作詞:吉田美和 作曲:中村正人
原曲のようにチェンバロっぽい音で始まっておきながら、
歌い出すとメタルパーカッション入って来るインダストリアル(笑)。
この「好きで好きで仕方ないの!」なラブソングを
気持ち悪く歌うとこが、相手に「重いよ!」と思わせる
ストーカー風に聴こえて可笑しい。

2.中央フリーウェイ 作詞・作曲:荒井由美
パンクアレンジ。
元々ユーミンにコスモポリタンなイメージは持ってないので、
そういう方向のイメージチェンジは感じないが、
夜の高速に「その車は走ってないだろう」な音が入ってて楽しい。

3.HAPPY TALK 
作詞:Oscar Hammerstein 2 作曲:Richard Rodgers
大人な優しさを持つ女性ボーカルが入ってお洒落な導入部だが、
やはりサビに入ると歌詞を覆すパンクアレンジでイメージ破壊。

4.やっつけ仕事 作詞・作曲:椎名林檎
だんだん力が抜けて
「もうなんもやる気しねぇ」な減速してくイントロ。
その後のAメロを平沢さんぽく歌い、ちょっとホラー。
以降はパンク。

5.DA.YO.NE 
原作詞:GAKU、MUMMY D 改作詞:KERA 作曲:YOGGY
「だよね」をオチにしたコント。だから原曲を裏切ってはいない。
達者な演者が誰かバラしてしまいたいけど、我慢。

6.白いパラソル 作詞:松本隆 作曲:財津和夫
ニューウェーブ。
初っ端、ギターをいくつかのトラックに分けて録音、
ヘッドフォンで聴いたら酔いそうだ。
人生が使ってた音色(ドラムとか)があり、懐かしさがこみ上げる。
また、コミカルな声質が
ブリブリのアイドル曲との違和感を消している。

7.DNA 作詞・作曲:川本真琴
これは単純にケラさんが歌いたかっただけなんじゃないか?
初めて歌詞をじっくり読んだが、面白い。
バックはなんだか複雑。細かい巧みの技が光っている気がする。
原曲はギターでシャカシャカさせて焦った感じを出してたけど、
こっちはエレクトロで浮遊感。
跳ねるベースが逆に重力を感じさせて、
心と頭の対比を表してるのかな?と思うけど、どうだか。

8.異邦人 作詞・作曲:久保田早紀
ケラさんによるとゲルニカ風。歌い方「スーダラ節」だけども。
オリエンタルな雰囲気を、辺境の地らしく
‘アメリカやイギリスのポップシーンを10年後くらいに再現してます’
といった点で出しているような。
ブックレットの解説によると、
アナログシンセの単音モチーフを繋げて
オーケストレーションさせてるそうなので、さもありなん。

9.白いパラソル<Dr.Usui(MOTOCOMPO) Remix>
すごい。80年代を通った人ならきっと笑う。
絶対に寄り添わないであろうデッド・オア・アライブと
ニューオーダーを組み合わせたり、
いかにもユーロビートな音作りに自虐的な感すら漂う。

10.中央フリーウェイ<HONDALADY Remix>
途中FMラジオDJの曲紹介(英語)が入ってドライブ中な雰囲気。
加工させたボーカルと、
後半で鳴り続ける印象的なリフレインがとても良い。
これは…ブリープテクノとかいうんですかね?(知りません)

以上、解説・紹介じみた感想でした。

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2006年6月17日(土)渋谷CLUB QUATTRO
開演10分前に到着。ドリンクサービスのウーロン茶を飲み、
新譜『隣の女』購入後、フロアに。
FLOPPYがゲストという事で満杯かと思えばそうでもなく。

FLOPPY
前回見た時はギター
(平沢さんが使っているのでお馴染みのタルボ)が
サポートで付いていたが、今回は多田さんと小林さんの二名。
ピコピコサウンドにファミコンのコントローラを使ってのボコーダー。
メロディはヒラサワ、アレンジ・音色はことぶき光似で、
この‘いいとこ取りスタイル’は変わらず。
MC担当の小林さんが緊張し過ぎててアワアワ。
多田さんは曲中、核P-MODELライブでの平沢さんを真似て
扇子で扇いだりと、ほほえましい。

セットチェンジ中のBGMがデュランデュラン。どういう意図(笑)

ケラ&ザ・シンセサイザーズ
KERA(vo.)、三浦俊一・アサウチ(g.)、内田雄一郎(b.)、
CHAKO(Dr.)、杉山圭一(key.)
演奏曲(順不同):キーマニア、千の病を持つ男、
君はガンなのだ、だいなし、アローン・アゲイン、
HAPPY UNLUCKY、HAPPY SLEEP、ナイト・サーファーズ
LOVE LOVE LOVE、白いパラソル、中央フリーウェイ、
SUNDAY→FRIDAY、そのテはないよ、べにくじら、心の旅、他

レコードジャケットを使ったシンセパッドが
新譜の写真に交換されている他にステージ上の変化なし。
衣装はケラさんが黄色で、他のメンバーは赤。暑そう。
出囃子は「ダンス」(有頂天『AISSLE』収録)のデモテープ音源。

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『ナスカ展』見終えてまだ15時過ぎの上野。
ライブは19時からだからゴハン…より映画だ!
16時からの回にギリギリ間に合うだろうと渋谷シネクイントへ。
立ち見も出る盛況ぶりだが私はお一人様、空席を頂戴出来た。

『嫌われ松子の一生』
監督:中島哲也
出演:中谷美紀、瑛太、伊勢谷祐介、ゴリ 他
病弱の娘(松子の妹)に執心する父に‘愛されなかった’と思い込み、
この愛情欲求に縛られた女の切なく悲しい生涯。
父親との関係がダメ男に振り回される原因なのだけど、
そんな事を当人が気づくはずもなく、
次々と「私って誰にも必要とされてない」と思わざるを得ない
不幸に襲われるが、そのエピソードを
ユーモアあふれる見せ方をした監督の技量が素晴らしい。
口元にほくろのある松子(中谷美紀)と似た顔の女優
(柴咲コウ、濱田マリ)をちゃんと意味のある役柄に配置させ、
その他の豪華出演陣も
「居そうだ!っていうか、居る!」と思わせる配役で、お見事。
松子が妄想する幸福への道筋をCG処理した皮肉さもいい。
音楽も巧妙で、特に、
愛されるより愛する喜びに気付いたシーンで歌われる
AIさんの曲が良かった。
心情を表す細かな演出も説明過多にならず、
すんなりと観客に伝えたこの作品、ヒット必然だと思った。

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朝早く(といっても10時30分)に家を出、
先週行きそこなった『ナスカ展』へ。
土曜日だからまた長時間並ぶかと覚悟していたが、すんなり入場。
アンデスなBGM(フォルクローレっつうの?よくわかんない)に
雰囲気盛り上がりつつ、ショウケースに近付き過ぎて
後ろの人間に全く気を使わない要領の悪い人々に
心の中で「チッ」と舌打ちしながら(短気)、
あの独特のタッチで描かれる土器や
色鮮やかなテキスタイルの数々を経て、
ミイラやそのレントゲン写真、故意に変形させた頭蓋骨、
脳外科手術の痕跡など、高度な技術に感心。
そして地上絵のコーナーへ。

最初に宇宙人創造説を打ち消しておく説明書きに笑う。
思った以上に多くの図柄があり、
「砂漠地帯でも鵜とシャチがいたんだ〜」と
子供のように感動(ナスカから海近いんですけどね)、
「ふくろう男」の名の由来が気になったりで楽しむ一方、
現地の人々の遺跡への無関心さ(お構いなしに轍作って破壊)に
価値観の違いを痛感。

13分の地上絵観賞シアターは期待したほどの図柄紹介はなく、
「遺跡ロマンに思いを馳せ」みたいな、旅行者募集な構成だった。
商魂たくましい。
最後はおみやげコーナーにて物色。
絵葉書もブックマークも可愛かったけど。

その後、流れで科学博物館へ。生態系を学ぶ一角で、
「わあ、ワクワクの子供みたいな顔!」と思ったら自分だった(笑)。
観賞中の人をモニターで映すささやかな演出に顔を赤くしながら、
リアル図鑑な館内をグルリと軽く見て退出。

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