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ダンボール詰めの植木鉢。 緩衝材として使われていたタイの新聞。 何気なく目を留めた。 第一面に大きく掲載されていたのは、 拉致され、頭部を撃ち抜かれた男の写真。 モザイク処理などの配慮はない。 また、ご丁寧に生前の写真と同じサイズ、アングルで死体を撮影し、 並べて載せている。何の為の比較か。 追記(10/25) 自発的に新聞、テレビ、雑誌、 ニュースサイト等で情報を得るのが日常、 しかし突発的に入手するものも、当然ある。 今回は覚悟がなくて驚いた。 驚愕ついでに報道動機、殺人や死の扱い方などを考えてみた。 ショッキングな事件の場合、日本では視覚情報よりも、 犯罪に至る経緯など、解析に注目するように思う。 視覚情報が少ないせいで 他人の命を脅かしたと解釈した訳ではないけれど、 「血を見たい」と通行人を切り付けた男。 陶酔したセリフが恥ずかしい。 なぜ医者とか調理師とか、血を見る仕事を選ばないのか。 それは本当の理由が「血を見たい」ではないからだろう。 改造エアガンのターゲットはなぜ一般人なのかと 設定理由を考えていたが、模倣犯が気になってきた。 悪事とわかっていて真似る。仲間意識でも持ちたいのか? 福地山線脱線事故の原因が 置石によるものではないかと報道された時にも、 全国各地に現れた。理由は「人が騒ぐのを見たい」。 「見たい」「見たい」って、呆れるよね。 盗撮、盗聴を楽しむ人々。動機は何だ。 対象が知人であろうがなかろうが、人目を気にせず生活するサマを 覗き見る事に悦びを得るのだとすれば、 アンタどんだけ裏表激しいんだよ、と思う。 親近感を得たくて秘密を盗むのも一方的で空しい。 罪を犯す前に、自分が真に求めているものは何なのかを じっくり考えてみたらいい。面白いよ、自己分析。 (タイトルと離れた着地ですみません/笑) PR ・映画感想 『SURVIVE STYLE5+』(2004年) 監督:関口現 出演:浅野忠信、橋本麗香、小泉今日子、阿部寛、岸部一徳、他 何度も生き返る妻を、 これまた何度も殺し続ける夫とのシーンを中心に、 登場キャラそれぞれに築かれた関係性を極端に表現した作品。 不死身の妻役・橋本麗香さんが とんでもないサイボーグ風吹かしてて面白い。 英国人殺し屋の通訳役・荒川良々さんがタータンチェックで面白い。 CMプランナー役・小泉今日子さんの笑い方が (以下略。登場キャラ全て笑いのツボ装備) ・商業ベースの音楽シーンからの逸脱を平沢さんが望むとしたら、 ファンとしてどう応援すれば良いのだろう。 象徴する事例が‘売れない’ならば、 愛の不買運動に出なくてはならない。 出ないけど。 孤独や疎外感を歌うカリスマミュージシャンが、 マスに受け入れられ、売れた途端に、 歌ってきた心髄を抜かれる悲劇。 継続する為に故意に距離を作って破綻を繰り返すか、 変わった環境を甘受し素直に表現して‘裏切り者’と呼ばれるか。 単純に、人のやってない事をやりたいだけの逸脱は ‘目立ちたがり屋’だ。 …なるほど。 いやいや、納得しちゃいけない(笑) 独自の道を見付けられたら後は邁進するだけ、 マスだマイナーだと相対的に位置を確認する必要はない。 既に逸脱してんだったら、望むはずないやね。 ・平沢FC・BBS「ナースカフェ」で喫煙者対嫌煙者の図式が発生、 したのかな? こないだの南青山マンダラにて、 場内がタバコの煙で充満して息苦しかったそうで。 ま、目の前でサンマ焼かれたら煙いのと同じようなもので、 換気を良くすればいい事よ。改善を求めるなら店に。 ・音楽感想 平沢進『ICE-9』 パッケージ裏に捕らわれの写真。そんなに嫌か(笑) 中身は余計な雑念(ギター弾きたくない〜とか)を排した 心地よいもの。 核P-MODEL『アンチ・ビストロン/メカノ・バージョン』 わ〜、変態♪ RIP SLYME『GOOD JOB!』 社会派でないとこがヨイ。 グループ魂『荒ぶる日本の魂たち』 私もチャーのギターをダーってやりてえ!(やんないけどね〜) ・いつもバンドエイドで補強してたのに、時間がなくて。 トゥシューズの先に詰めたクッションが外れて足の小指、皮べらり。 そのカタチ「桜の花びら♪」、なんてロマンじゃ痛さは紛れぬ。 痛え! 9月19日(月・祝)南青山MANDALA 昼の部 晴天ナリ。 初めて行く会場に迷わないかと不安になりながらも 日傘差して13時過ぎに無事到着。 チケは先着順だったようで、店前には既に沢山のお客さん。 各回限定120名のイベント、いただいた整理番号は107。 良い席は諦める。 ほどなく開場し、カウンターでウーロン茶を注文、 スタッフに促された席はステージ向かって右側アンプ前。 テーブル席埋まっちゃったんだね。 リラックス出来ないけど、こんな近距離で観るのは初だし、 贅沢言わずに大人しく。 開演予定は14時。ウーロン茶飲みながら待つ。 目の前のアンプには‘TALBO SOUND'と入っている。 テーブルないから代わりにグラス置かせてもらおう。 と思ったけど、さすがに遠慮。 …普通置こうとしないか。すみません、無礼者で。 BGMはレストランでかかってそうな当たり障りのない曲で、 逆にイラッとする。 イベントスタート。 前回の雑記は、気分的に落ち込んでてもどこか抜けてて、 奈落を見下しながらも梯子上ってる話なんですが、 読んで下さった皆様には暗さばかり伝わったんじゃないかと。 わたし虚飾の人かな。 ウソはないけど、感情面3割増し。 「なぜに落ち込むかね」と考えて、 ホルモン関係や持て余したエネルギーといった生体理由の他に、 「ヒマがいけない」といった‘停滞’も加えて結論付けていた。 そこにもう1つ加えるならば‘反動’。 落ち込む前に抱いていたのは高揚感や幸福感。 その程度によってズドーンと反動が来る。 「死にたい」と思うのは 「生きてて良かった」と思えた瞬間があったからかもしれないね。 うお、ポジティブ! 均衡取ろうとするのは気分だけでなく、何事もそんな風。 *** 映画感想 『CODE 46』(2003年・英) 監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:サマンサ・モートン、ティム・ロビンス 46といえば染色体の数。コードは規定の意。 これだけで観なくてもいい気がした(笑)けど観た。 設定は特殊でも、文化や人種の描き方は紋切り型。 エンディングは虚しさいっぱい。こういう未来は勘弁。 イギリスを知るにはいいと思う。音楽良。 『BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界』(1995年・米) 監督:フレデリック・ワイズマン タイトルのまんま、バレエ団のドキュメント作品。 バレエやってる私にはイメトレになって良かったけど、 興味ない人寝る。 忍者ブログ | [PR]
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